法人向けセキュリティソフトとは
法人向けセキュリティソフトは、近年で中小企業がサイバー攻撃を受ける機会が増えていることから注目を集めているソフトです。このページでは、法人向けセキュリティソフトとはどのようなツールなのか、どのような課題を抱えているときに導入するべきなのか紹介していきます。
法人向けセキュリティソフトとは
法人向けセキュリティソフトとは、コンピュータが悪意ある第三者から攻撃を受けることに備えて保護できるソフトのことです。
ここからは、どのような課題を抱えたときに法人向けセキュリティソフトを導入するべきなのか紹介していきます。
サイバー攻撃では弱い中小企業が狙われている
令和3年上半期警察庁に報告があったランサムウェア被害 規模別の割合
emotetなりすましメールの事例
取引先がマルウェアに感染すると、過去のメールやり取りから、正しい署名にて、マルウェア感染メールがばらまかれることに。従業員の誰かがそのリンクを押したり、添付ファイルを開くと、そのPCが感染源となり、社内の情報を拡散してしまう恐れがあります。
その被害は、実は中小企業の方がセキュリティ対策が弱く、感染事例は多くなっています。
法人向けと個人向けセキュリティソフトの違い
個人向けセキュリティソフトが、既存の把握している攻撃、ウイルスとマッチした場合にブロックするのに対して、法人向けセキュリティソフトは、侵入・感染後のPCのふるまいやログから確認したり、AIが未知の攻撃も脅威と判別してブロック、隔離・除去までを行います。
法人向けセキュリティソフトのメリット、デメリット
メリット
- 第三者によるサイバー攻撃を防ぎ、データやシステムを保護することができる
- 自身が利用するコンピュータのデータやシステムのセキュリティレベルを把握できる
- 公共のwifiを使用する際も個人情報を保護することができる
デメリット
- CPUやメモリを消費するため、PCの動作が重くなる
- 定額で利用料がかかるため保護対象が多いほどに高額になる
法人向けセキュリティソフトの主な機能
機能①ログの監視(EDR、XDR)
法人向けセキュリティソフトでは、基本的に常に保護対象のログが監視されており不正な試みがあった場合に即座に反応しブロック(EDR機能)します。24時間での監視体制が整えられており、コンピュータのデータやシステムを保護することができます。
また、その侵入した際に、どこから侵入されたのかと、侵入後どのように攻撃が横展開したのかを図でわかりやすく表示するのがXDR機能と言います。
機能②AIによる検知
法人向けセキュリティソフトでは、未知の攻撃(ゼロデイ攻撃)であったとしても、過去のパターンからAIが推測し、脅威かどうかを判別してブロックを行います。また、ソフトによってはセキュリティネットワークに接続していて、例えばブラジルで感染事例がでれば、その情報をすぐにAIに勉強させて、日本では未知の攻撃も防ぐことが可能です。
機能③端末管理機能
セキュリティソフトをインストールした端末のIPアドレス、PCメーカー名、CPUやメモリ、HDDの容量、使っている担当者など、必要な情報を一元的に把握ができます。
また、セキュリティソフトのアップデート自体は、管理者が遠隔で実行できますし、ソフトによっては、windowsのアップデートや、各種ソフトのアップデートを行うことも可能です。
伸びる法人向けセキュリティソフト市場
アイ・ティ・アール(ITR)の2022年、WAF(Webサイトのセキュリティ対策)市場における規模の推移調査によると、今後毎年成長を続け、2025年度には約173億円の市場になると予想されています。