セキュリオ(Securio)とは?機能・料金プラン・評判とメリット/デメリットを中小企業向けに解説【標的型メール訓練・eラーニング】

「セキュリオ(Securio)ってどんなサービス?」「料金はいくらで、うちのような中小企業でも使えるの?」——そんな疑問にまとめてお答えします。
結論から言うと、セキュリオは株式会社LRMが提供する“日本製”のセキュリティ教育クラウドです。従業員向けのeラーニングと、実際の攻撃を模した標的型攻撃メール訓練を1つのサービスでまとめて実施でき、専任のセキュリティ担当者がいない会社でも「人の対策(人的セキュリティ)」を無理なく回せるのが特長です。
料金は1ユーザー月額数百円台からで、「デジタル化・AI導入補助金」の対象ITツールのため、補助金を活用すれば自己負担を抑えて導入できます。
この記事では、セキュリオの機能・料金プラン・メリット/デメリット・評判、そして「どんな会社に向いているか」を、中小企業の目線でわかりやすく整理します。
セキュリオ(Securio)とは?どんなサービス?
セキュリオは、情報セキュリティの総合コンサルティング会社である株式会社LRM(エルアールエム)が開発・提供する、クラウド型のセキュリティ教育サービスです。ウイルスを検知する“ソフト”ではなく、従業員一人ひとりのセキュリティ意識(リテラシー)を高めて、攻撃メールなどの「入口」で被害を防ぐための仕組みと考えるとイメージしやすいでしょう。
ウイルス対策ソフトやメールセキュリティが「技術で守る対策」だとすれば、セキュリオは「人を鍛えて守る対策」。両方をそろえて初めて、会社のセキュリティは穴のない状態に近づきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社LRM(日本企業) |
| サービス種別 | クラウド型セキュリティ教育(SaaS) |
| 主な機能 | eラーニング/標的型攻撃メール訓練/セキュリティアウェアネス(意識向上)/社内アンケート/分析ダッシュボード |
| 対象規模 | 中小企業〜大企業(少人数だと割高になりやすい点に注意) |
| 料金の目安 | 1ユーザー月額360円〜(+初期費用)※プランにより変動 |
| 補助金 | デジタル化・AI導入補助金の対象ITツール |
セキュリオで何ができる?主な機能は?
セキュリオの機能は、大きく次の3本柱です。「訓練で気づかせ、教育で学ばせ、リマインドで定着させる」という流れで、従業員のセキュリティ意識を継続的に育てます。

1. 標的型攻撃メール訓練
実際の攻撃メールに似せた“ニセの攻撃メール”を従業員に送り、誰が開封・クリックしてしまったかを可視化する機能です。日本製サービスなので、不自然さのない自然な日本語のメールで訓練でき、海外製ツールにありがちな「明らかにおかしい日本語で気づいてしまう」問題を避けられます。開封率・クリック率・報告率をグラフで確認でき、配信数に制限がないのも実務では大きなポイントです。
2. eラーニング
サイバー攻撃の基礎知識や最新の被害事例、情報の取り扱いルールなどを学べる教材が用意され、教材は継続的に追加されます。受講後にミニテストで理解度を確認できるため、「受けただけ」で終わらせない仕組みです。
3. セキュリティアウェアネス(意識の定着)
一度学んだだけでは、人はすぐ忘れてしまいます。セキュリオは定期的なミニクイズやセキュリティ情報の配信で、学んだ内容を“回り続ける教育”として定着させます。ダッシュボードで部署ごとの状況を把握し、課題のある部門を洗い出すこともできます。
▶ 関連記事:従業員へのセキュリティ教育、何からはじめればいい?
なぜ今、従業員へのセキュリティ教育が必要なのか?
「うちは小さい会社だから狙われない」というのは、残念ながら誤解です。ランサムウェアなどの攻撃は、規模を問わず取引先経由でも広がります。そして被害のきっかけの多くは、従業員がうっかり開いた1通のメールです。
どれだけ高価なセキュリティ製品を入れても、従業員が攻撃メールの添付ファイルを開いてしまえば、そこから侵入を許してしまいます。だからこそ、技術的な対策(ウイルス対策・メールセキュリティ)と、人的な対策(教育・訓練)は両輪。セキュリオは、この“人の穴”をふさぐための現実的な打ち手です。
▶ 関連記事:巧妙すぎる偽メールの見分け方|総務担当が知るべきフィッシング対策
セキュリオの料金プランはいくら?
セキュリオには、教育を始めたばかりの会社向けのARライト、分析機能が加わるARスタンダード、自動化・個別教育まで対応するARアドバンストの3プランがあります。当社取扱料金の目安は次のとおりです(料金はいずれも税別・目安)。
| 項目 | ARライト | ARスタンダード | ARアドバンスト |
|---|---|---|---|
| 向いている会社 | まず教育を始めたい | 分析して改善したい | 自動化・本格運用したい |
| 月額(50名以下) | 18,000円〜 | 21,000円〜 | 45,000円〜 |
| 月額(50名超・1名あたり) | 360円〜 | 420円〜 | 900円〜 |
| eラーニング | 〇 | 〇 | 〇 |
| 標的型メール訓練 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 分析ダッシュボード・専門家分析 | × | 〇 | 〇 |
| 自動トレーニング・個別教育 | × | × | 〇 |
| 料金・機能の詳細を見る | |||
このほかに初期費用として10万円(初年度のみ)が必要で、最低利用期間は1年間です。導入前に試せる無料トライアルも用意されています(期間は申込時にご確認ください)。
なお、料金プランや機能構成は改定されることがあるため、正確な最新料金・プラン内容は当社のお見積りでご確認いただくのが確実です。
セキュリオのメリットは?
数あるセキュリティ教育ツールの中で、セキュリオが選ばれる主な理由は次の4点です。
1. 日本製で「自然な日本語」の訓練ができる
標的型メール訓練は、文面が自然であるほど実戦的です。日本製のセキュリオなら、本物と見分けづらい日本語のニセ攻撃メールで訓練でき、従業員の“気づく力”を本当の意味で鍛えられます。
2. 教育・訓練・意識づけを1つでまとめられる
eラーニング、標的型メール訓練、意識向上の配信、社内アンケートを1つのサービスで完結。ツールを何本も契約する必要がなく、管理の手間もコストも抑えられます。
3. 低コストで、補助金も使える
1ユーザー月額数百円台から始められ、デジタル化・AI導入補助金の対象。コスト面で教育を後回しにしてきた会社でも着手しやすい価格帯です。
4. ISMS・Pマーク運用の負担も軽くなる
ISMSやプライバシーマークの取得・運用では「従業員教育の実施記録」が求められます。セキュリオなら実施と記録を仕組み化でき、専任担当が不在でも計画通りに教育を回せるという声があります。
セキュリオのデメリット・注意点は?
導入前に知っておきたい弱点も正直にお伝えします。
Q. どんな会社だと割高になりますか?
A. 50名以下の少人数だと、1人あたりの単価が割高になりやすい点が最大の注意点です。50名以下は月額固定(18,000円〜)のため、10名程度だと1人あたりの負担は大きくなります。人数が多いほど割安になる料金体系です。
その他の注意点
・最低利用期間が1年のため、短期間だけのお試し前提には向きません(無料トライアルで事前確認を)。
・教育は「導入して終わり」ではなく、継続して回すことで効果が出ます。運用を続ける前提で計画しましょう。
・セキュリオは“人の対策”であり、ウイルス対策ソフトやメールセキュリティの代わりにはなりません。技術的対策と組み合わせて使うものです。
セキュリティ教育の費用は補助金で抑えられる?
はい。セキュリオは「デジタル化・AI導入補助金」の対象ITツールです。中小企業・小規模事業者であれば、この補助金を活用することで、ライセンス費用の自己負担を抑えながら従業員教育をスタートできます。
当社アーデントは同補助金の支援事業者として、製品選定から補助金申請、導入後の運用までワンストップで支援しています。「補助金は気になるが手続きがわからない」「自社が対象になるか確認したい」という段階でもご相談いただけます。
※補助率・補助上限額・対象経費は、申請枠や年度の公募要領によって変わります。詳細は最新の公募要領をご確認のうえ、専門家(支援事業者)にご相談ください。
▶ 関連記事:セキュリティ対策の費用は補助金で抑えられる?デジタル化・AI導入補助金2026の対象・補助率・申請の流れ
セキュリオはどんな会社に向いている?他ツールとどう選ぶ?
セキュリオが特に向いているのは、次のような会社です。
・専任のセキュリティ担当がいない中小企業(仕組みで教育を回したい)
・標的型メール訓練とeラーニングをまとめて始めたい会社
・ISMS/Pマークの運用で教育記録を効率化したい会社
・海外製ツールの不自然な日本語に不満がある会社
一方で、教育ツールにはSophos Phish ThreatやMudFixなど他の選択肢もあります。「メール訓練だけで十分」「既存のセキュリティ製品と統合したい」といった場合は、比較して選ぶのがおすすめです。下記の比較記事もあわせてご覧ください。
▶ 関連記事:セキュリティ教育ツール徹底比較|セキュリオ vs Sophos Phish Threat vs MudFix
▶ 関連記事:法人向け標的型メール訓練サービスの選び方|Sophos Phish Threatの活用例で解説
セキュリオに関するよくある質問(Q&A)
Q. セキュリオはウイルス対策ソフトの代わりになりますか?
A. なりません。セキュリオは従業員の意識を高める“人の対策”です。ウイルス対策ソフトやメールセキュリティなどの技術的対策と組み合わせて使うことで、はじめて全体の守りが固まります。
Q. セキュリティの専任担当がいなくても運用できますか?
A. できます。訓練の配信やeラーニングの割り当てを仕組み化でき、メーカーと当社の両方のサポートを受けられます。専任担当が不在でも計画通りに教育を実施しやすい設計です。
Q. 何名から導入できますか?小さい会社でも大丈夫?
A. 少人数でも導入は可能ですが、50名以下は月額固定のため1人あたりは割高になりやすい点にご注意ください。人数が多いほど1人あたりの単価は下がります。まずは無料トライアルでご確認ください。
Q. 標的型メール訓練は何回まで送れますか?
A. 配信数に制限はありません。何度送っても料金は変わらないため、部署や時期を分けて繰り返し訓練できます。
Q. 補助金を使って導入できますか?
A. はい。セキュリオはデジタル化・AI導入補助金の対象ITツールです。当社は同補助金の支援事業者として、申請から導入までサポートします。対象可否の確認だけでもお気軽にご相談ください。
まとめ
セキュリオは、eラーニングと標的型メール訓練を1つでまとめられる日本製のセキュリティ教育クラウドです。
自然な日本語での訓練、継続的な意識づけ、分かりやすい可視化により、専任担当がいない中小企業でも「人の対策」を無理なく回せます。
料金は1ユーザー月額360円台からで、50名以下は割高になりやすい点だけ注意が必要です。
そしてデジタル化・AI導入補助金を活用すれば、自己負担を抑えて教育を始められます。
ウイルス対策やメールセキュリティといった“技術で守る対策”と、セキュリオの“人を鍛える対策”を組み合わせて、会社全体のセキュリティを一段引き上げましょう。
当社アーデントは、製品選定から補助金申請、導入後の運用までワンストップでご支援します。まずはお気軽にご相談ください。