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LANSCOPE vs ISM CloudOne vs Microsoft Intune 徹底比較|IT資産管理・端末管理はM365標準機能で足りる?

IT資産管理

「PCやスマホの管理ツールを入れたいが、LANSCOPEとISM CloudOneのどちらがいいのか。そもそもMicrosoft 365に入っているIntuneで足りるのではないか?」——IT資産管理・端末管理の選定で、最近もっとも多いご相談です。

本記事では、国産クラウド型IT資産管理の2強であるLANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版(エムオーテックス)とISM CloudOne(クオリティソフト)、そしてMicrosoft 365に含まれるMicrosoft Intuneの3製品を、機能・料金・ユースケースの観点で徹底比較します。

3製品の立ち位置:そもそも「同じ土俵」なのか

PC資産の棚卸

最初に押さえたいのは、3製品は重なる部分も多い一方、得意分野の重心が異なることです。

  • LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版:PC資産・PCセキュリティSaaS市場シェアNo.1。操作ログの長期保存(標準2年・最大5年)と、ABM/Android Enterprise対応のMDMが武器の国産IT資産管理+MDM
  • ISM CloudOne:クラウド型資産管理サービス国内シェアNo.1・導入90,000社突破。毎日更新の辞書による自動脆弱性診断と5エンジンのふるまい検知まで1コンソールで完結するエンドポイント統合管理
  • Microsoft Intune:Microsoft 365 Business Premiumに標準で含まれるクラウド型MDM/MAM。Entra IDとの条件付きアクセス統合による「ゼロトラスト型の端末統制」が最大の武器

つまり、国産2製品は「資産台帳・操作ログ・内部統制」が出発点、Intuneは「IDと連動した端末統制」が出発点です。この重心の違いが、後述する機能差にそのまま表れます。

▶ 関連記事:LANSCOPE vs ISM CloudOne 徹底比較|国産クラウド型IT資産管理2大製品の機能・料金・選び方

機能・料金 比較表

3製品の選択

主要な選定ポイントを一覧で比較します(◎=強み、○=対応、△=オプション/一部制限、×=非対応)。

項目 LANSCOPE
エンドポイントマネージャー
ISM CloudOne Microsoft Intune
提供元 エムオーテックス(国産) クオリティソフト(国産) Microsoft
導入実績・ポジション 12,000社以上。PC資産・PCセキュリティSaaS市場シェアNo.1 90,000社突破。クラウド型資産管理国内シェアNo.1 M365バンドルで世界中に普及
対応OS Windows/macOS/iOS/Android Windows/macOS/iOS/Android Windows/macOS/iOS/Android/Linux(一部)
IT資産台帳(棚卸) ◎(エージェントレス機器も1万件まで登録可) ◎(インベントリ自動収集) ○(ライセンス・台帳管理は弱め)
操作ログ(印刷・ファイル・Web) ◎(標準2年・最大5年保存) ○(10種類以上・違反時スナップショット) ×
脆弱性診断・パッチ管理 ○(Windowsアップデート管理) ◎(毎日更新の辞書で自動診断) ○(Windows Update for Business)
USB・外部デバイス制御 ○(グループ単位で制御) ◎(利用申請ワークフロー標準) △(Defenderと併用)
MDM(スマホ・タブレット) ◎(ABM/Android Enterprise対応) △(SPPM連携オプション) ◎(MAM・BYOD対応も)
条件付きアクセス(ID連携) × × ◎(Entra ID完全統合)
ふるまい検知(EDR的機能) △(別製品Cyber Protectionと組合せ) ◎(5エンジン・本体オプション) △(Defender for Businessと併用)
料金目安(税別) 月300円/台〜(ライトA)
全機能ベーシックは月500円/台〜+初期30,000円
基本機能 月600円/台〜+初期30,000円
長期・大規模契約で大幅減
M365 Business Premium
月3,298円/ユーザーに含む
無料体験 60日間無料体験あり 体験版あり(要問合せ) M365試用版で利用可
詳細ページ 詳細を見る ➡ 詳細を見る ➡ 関連記事を見る ➡

※価格は2026年6月時点の各社公開情報・標準価格表に基づく参考値です。最新の価格・構成は必ずお問い合わせにてご確認ください。

「Intuneで足りるか」を分ける3つの判断ポイント

M365 Business Premiumをすでに契約している企業にとって、Intuneは「追加費用ゼロ」という圧倒的なアドバンテージがあります。それでも国産ツールが選ばれ続けるのは、次の3点にIntuneが対応していないためです。

① 操作ログ・内部統制の要件があるか

「誰が・いつ・何を印刷し、どのファイルをUSBにコピーしたか」を記録する操作ログは、Intuneにはない機能です。取引先からのセキュリティチェックシートや監査で「操作ログの取得・保存期間」を問われる組織は、LANSCOPE(標準2年保存)かISM CloudOne(違反時スナップショット付き)が必要になります。

② 脆弱性の「見える化」をどこまで自動化したいか

IntuneのWindows Update管理は「配信の制御」が中心です。一方ISM CloudOneは、毎日更新されるセキュリティ辞書とPC情報を突合し、「どのPCにどんな脆弱性が残っているか」を自動で一覧化します。Adobe・Java・ブラウザなどWindows以外の更新漏れまで拾いたいなら、ISM CloudOneが一歩リードします。

③ Microsoft環境との統合をどこまで重視するか

逆に、「会社が管理していない端末からはM365にアクセスさせない」という条件付きアクセスは、Entra IDと完全統合されたIntuneだけの武器です。クラウド中心・テレワーク中心の働き方なら、この統制力は国産ツールでは代替できません。

▶ 関連記事:端末管理3製品 徹底比較|Microsoft 365 Business Premium vs Google Workspace Business Plus vs LANSCOPE

ユースケース別の選び方

併用運用イメージ

① M365 Business Premium契約済み・監査要件なし → Intune単独

クラウド統制(条件付きアクセス・アプリ配布・リモートワイプ)だけで要件を満たせるなら、追加費用ゼロのIntuneで完結させるのが最も合理的です。

② 30〜300台規模・操作ログやMDMを重視 → LANSCOPE

月300円/台からの低い入口価格と60日無料体験で、小さく始めて拡張できます。操作ログの標準2年保存は監査対応のエビデンス保全に強く、スマホ管理(ABM/Android Enterprise)まで1コンソールでまとまります。

③ 300台以上・脆弱性管理やグローバル拠点重視 → ISM CloudOne

毎日更新の辞書による自動脆弱性診断、5エンジンのふるまい検知、USB利用申請ワークフローを1製品で完結できます。日本語/英語/中国語コンソールに対応し、海外拠点を含むガバナンスにも強み。3年・5年契約で単価が大きく下がるため、大規模・長期運用ほど有利です。

④ 監査要件あり×M365中心 → 「Intune+国産ツール」の併用が定番

実務で最も多いのがこの構成です。Intuneで条件付きアクセスとアプリ配布、国産ツールで操作ログとUSB制御という役割分担なら機能の重複が少なく、二重投資になりません。士業・会計事務所・医療機関など監査の厳しい業種の現実解です。

まとめ:出発点の違いを理解すれば選択を間違えない

  • LANSCOPE:操作ログの長期保存とMDMに強い国産IT資産管理。30〜300台規模の第一候補
  • ISM CloudOne:脆弱性診断・ふるまい検知まで1本で完結する統合管理。大規模・長期・海外拠点に強い
  • Microsoft Intune:M365契約者なら追加費用ゼロ。条件付きアクセスによるクラウド統制は唯一無二

「Intuneで足りるか?」の答えは、操作ログ・脆弱性の見える化・内部統制の要件があるかどうかで決まります。要件がなければIntune単独、あれば国産ツールの単独導入か併用を検討してください。

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