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クラウドメールセキュリティ4製品を徹底比較|選び方も解説

メールセキュリティ

テレワークやクラウド利用の拡大により、標的型攻撃メールやビジネスメール詐欺(BEC)、誤送信による情報漏えいのリスクはますます高まっています。

こうしたメール経由の脅威に備えるうえで欠かせないのが「クラウドメールセキュリティ」です。とはいえ製品ごとに対応サーバーや機能、価格体系が大きく異なり、自社にどれが合うのか判断しづらいのも事実です。

本記事では、代表的なクラウドメールセキュリティ4製品「Sophos Email」「クラウドメールセキュリティ(MAIL GATE Σ/SECURITY SUITE)」「m-FILTER@Cloud」「Trend Vision One Email and Collaboration Security」を、機能・価格・導入のしやすさの観点から徹底比較します。

クラウドメールセキュリティ4製品の概要と選定ポイント

セキュリティ選定

クラウドメールセキュリティとは、メールサーバーの前段または連携によって、迷惑メール・ウイルス・フィッシング・標的型攻撃などをクラウド側で検知・遮断するサービスです。

製品を選ぶ際は、次の4つのポイントを押さえると比較しやすくなります。

1. 対応メールサーバーと導入方式

Microsoft 365やGoogle Workspace、レンタルサーバーなど、自社のメール環境に対応しているかを最初に確認します。API連携型はMXレコードの変更が不要で導入が容易、Gateway型は幅広い環境に対応できる反面MXレコード変更が必要です。

2. 脅威対策の範囲

スパム・ウイルス対策に加え、フィッシング・なりすまし(BEC)対策、サンドボックスによる未知マルウェア検査、PPAP(パスワード付きZIP)対策まで、どこまでカバーするかが製品の差になります。

3. 誤送信対策・情報漏えい対策

外部送信時の上長承認、送信保留、宛先確認、送信制御によるDLP(情報漏えい対策)の有無は、内部からの漏えいを防ぐうえで重要です。

4. メールアーカイブとコンプライアンス

電子帳簿保存法や監査対応で、メールの長期保管が必要な場合はアーカイブ機能の有無と保管期間を確認します。

4製品の機能・価格を徹底比較

製品比較

ここからは4製品それぞれの特徴と、メリット・デメリットを整理します。

Sophos Email

Microsoft 365・Google Workspace・レンタルサーバーなどに幅広く対応し、API連携によりMXレコードの変更が不要です。AI・機械学習によるスパム対策、VIPなりすまし対策を含むフィッシング対策、クラウドサンドボックスを搭載しています。

価格は年額制(ユーザー単価)で、最小1ユーザーから契約できるため小規模企業でも導入しやすい点が強みです。Sophos XDRと連携すればエンドポイントセキュリティと統合運用できます。

一方で、メールアーカイブが標準では未搭載、誤送信対策・上長承認機能がない、PPAP対策が標準機能ではない点には注意が必要です。

クラウドメールセキュリティ(MAIL GATE Σ/SECURITY SUITE)

ほぼすべてのメールサーバーに対応する汎用性の高さが特長です。ホワイト運用DBで未知の脅威をブロックし、URL化による特許取得済みのPPAP対策を搭載。SECURITY SUITEではメールアーカイブにも対応します。

価格は月額制(ユーザー単価・年間契約)で、最小50ユーザーから。誤送信対策・上長承認機能が標準装備され、送信制御によるDLP機能も備えるため、内部からの情報漏えい対策を強化したい組織に向いています。

デメリットは、MXレコードの変更が必要なことと、エンドポイント製品との連携がない点です。

m-FILTER@Cloud

ホワイト運用DBによる未知脅威検出に加え、特許取得済みのパスワード付きZIP強制検査を備えます。標準で1年間(最大10年までオプション対応)のメールアーカイブを持ち、コンプライアンス対応に強いのが特長です。

価格は月額制(ユーザー単価・年間契約)で、最小10ユーザーから。送信制御によるDLP機能も搭載し、i-FILTER@Cloudとの統合管理も可能です。

デメリットは、MXレコードの変更が必要なこと、サンドボックスがオプション費用となること、エンドポイント連携がない点です。

Trend Vision One Email and Collaboration Security(V1ECS)

AI・機械学習・サンドボックスを統合し、ライティングスタイル分析によるBEC検出、コンテンツ無害化、パスワード付きZIP解析に対応します。Microsoft 365・Google Workspace・オンプレミスに対応し、Gateway型とAPI型の2方式から選択可能です。

価格は年額制(ユーザー単価・3プランから選択)。Vision One XDRと統合すればエンドポイント製品と一元管理でき、DMARC監視機能も備えます。大規模組織やトレンドマイクロ製品の導入済み企業に適しています。

デメリットは、最小契約ユーザー数が要確認である点、メールアーカイブが標準未搭載である点、誤送信対策・上長承認が標準機能ではない点です。

4製品 比較一覧表

比較項目 Sophos Email クラウドメールセキュリティ(MAIL GATE Σ/SECURITY SUITE) m-FILTER@Cloud Trend Vision One ECS
対応サーバー M365/Google Workspace/レンタルサーバー等 ほぼすべてのメールサーバー ほぼすべてのメールサーバー M365/Google Workspace/オンプレミス
導入方式 API連携(MX変更不要) Gateway型(MX変更必要) Gateway型(MX変更必要) Gateway型/API型 選択可
価格体系 年額制(ユーザー単価) 月額制(年間契約) 月額制(年間契約) 年額制(3プラン)
最小ユーザー数 1ユーザー 50ユーザー 10ユーザー 要確認
サンドボックス 標準搭載 オプション 標準搭載
誤送信・上長承認 なし 標準装備 送信制御DLP搭載 標準外
PPAP対策 標準外 URL化(特許) ZIP強制検査(特許) ZIP解析対応
メールアーカイブ 標準未搭載 SECURITY SUITEで対応 標準1年(最大10年) 標準未搭載
エンドポイント連携 Sophos XDR なし i-FILTER@Cloud統合管理 Vision One XDR
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タイプ別・おすすめの選び方

製品の選び方

比較表をふまえ、自社の優先課題ごとに適した製品を整理します。

導入の手軽さ・小規模で始めたいなら

MXレコード変更が不要で最小1ユーザーから使えるSophos Emailが有力です。すでにSophosのエンドポイント製品を導入済みなら、XDR連携でさらに効果的に運用できます。

誤送信・内部漏えい対策を重視するなら

上長承認・送信制御が標準装備されたクラウドメールセキュリティ(MAIL GATE Σ/SECURITY SUITE)が適しています。多様なメールサーバー環境でも導入しやすい点も魅力です。

長期のメール保管・コンプライアンス対応なら

標準で1年、最大10年のアーカイブに対応するm-FILTER@Cloudが有力候補です。パスワード付きZIP強制検査による高度なファイル脅威対策も備えています。

XDR統合・大規模運用なら

トレンドマイクロ製品を導入済み、もしくは全社的なXDR統合を目指す組織にはTrend Vision One ECSが適しています。Gateway型とAPI型を選べる柔軟さも強みです。

よくある質問(FAQ)

Q1. クラウドメールセキュリティはどの製品を選べばよいですか?

重視するポイントによって最適解は変わります。導入の手軽さやエンドポイント連携を重視するならSophos EmailやTrend Vision One ECS、誤送信対策や上長承認を重視するならクラウドメールセキュリティ(MAIL GATE Σ/SECURITY SUITE)、長期のメールアーカイブやコンプライアンス対応を重視するならm-FILTER@Cloudが候補になります。

Q2. MXレコードの変更は必要ですか?

API連携型のSophos EmailはMXレコード変更が不要です。Trend Vision One ECSはGateway型とAPI型を選べます。クラウドメールセキュリティ(MAIL GATE Σ/SECURITY SUITE)とm-FILTER@CloudはMXレコードの変更が必要です。

Q3. 最小何ユーザーから契約できますか?

Sophos Emailは最小1ユーザー、m-FILTER@Cloudは最小10ユーザー、クラウドメールセキュリティ(MAIL GATE Σ/SECURITY SUITE)は最小50ユーザーから契約できます。Trend Vision One ECSの最小契約数は要確認です。

Q4. PPAP(パスワード付きZIP)対策は標準で備わっていますか?

クラウドメールセキュリティ(MAIL GATE Σ/SECURITY SUITE)はURL化によるPPAP対策、m-FILTER@Cloudはパスワード付きZIP強制検査を標準で備えています。Trend Vision One ECSもパスワード付きZIP解析に対応します。Sophos EmailはPPAP対策が標準機能ではありません。

まとめ

クラウドメールセキュリティは、対応サーバー・脅威対策の範囲・誤送信対策・アーカイブの4点で製品ごとの差が明確に出ます。自社のメール環境と優先課題を整理したうえで選定することが重要です。

どの製品が自社に合うか迷う場合は、ぜひアーデントにご相談ください。利用環境やご要望をうかがい、最適なメールセキュリティ製品を無料でご提案します。

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