• ホーム
  • GMOトラスト・ログイン vs PassLogic|国産IDaaS/多要素認証を徹底比較

GMOトラスト・ログイン vs PassLogic|国産IDaaS/多要素認証を徹底比較


徹底比較


IDaaS / 多要素認証 / SSO
GMOトラスト・ログイン vs PassLogic|国産IDaaS/多要素認証 徹底比較
国内大手2製品の機能・料金・強みを並べて解説。自社に合うのはどちら?ゼロトラスト時代の認証基盤の選び方

📊 機能・認証方式の違い


💰 料金プラン比較


🎯 どちらを選ぶべきか

SaaSの利用が当たり前になった現在、「ID/パスワードの一元管理」と「多要素認証(MFA)」は企業の必須課題となりました。不正アクセス経路の約8割がID/パスワードの突破という統計もあり、ゼロトラスト時代の認証基盤をどう整備するかで、情報システム部門は頭を悩ませています。

本記事では、国内で広く使われている代表的な国産ソリューション「GMOトラスト・ログイン」「PassLogic(パスロジック)」を、機能・料金・強み・使いどころの観点から徹底比較します。どちらも国内メーカー製・日本語サポート完備という共通点がありますが、製品コンセプトと得意領域は大きく異なります。自社に合うのはどちらか、判断材料として活用ください。

目次
  1. 結論サマリー:どっちを選ぶ?
  2. 2製品の基本情報
  3. 製品コンセプトの違い(IDaaS vs MFA特化)
  4. 機能比較表
  5. 認証方式の違い
  6. 料金プラン比較
  7. 用途別おすすめ判定
  8. よくある質問(FAQ)
  9. お問い合わせ

結論サマリー:どっちを選ぶ?

おすすめ企業
GMOトラスト・ログインを選ぶべき企業
  • 多数のSaaS/クラウドサービスをSSO化したい
  • Microsoft 365/Google Workspace/AD との統合基盤がほしい
  • 低コストで IDaaS を導入したい(月額300円/ID~)
  • 無料プランで小規模から試したい
  • SaaS利用状況を可視化・コスト分析したい
おすすめ企業
PassLogic を選ぶべき企業
  • スマートフォン配布せずにMFAを実現したい
  • VPN/VDI/Windows OSログインを強化したい
  • 閉域網・セキュアルーム等の特殊環境で使いたい
  • マトリックス方式のOTPに興味がある
  • パッケージ版(オンプレミス)も選びたい

ひと言でまとめると:
「SaaS/クラウドアプリを一元管理・SSO化したい」ならGMOトラスト・ログイン、「Windows端末やVPNの入口認証を強化したい/スマホ配布不要の多要素認証が欲しい」ならPassLogic が有力です。両製品は得意領域が異なるため、単純な優劣ではなく「何を解決したいか」で選び分けるのがおすすめです。

2製品の基本情報

項目 GMOトラスト・ログイン PassLogic
提供会社 GMOグローバルサイン株式会社
(GMOインターネットグループ)
パスロジ株式会社
製品カテゴリ IDaaS / シングルサインオン(SSO) / MFA 多要素認証ソリューション / SSO
提供形態 クラウド(SaaS)のみ クラウド版 / パッケージ版(オンプレ)の2形態
導入実績 累計10,000社突破
ITreview SSO/ID管理部門 21期連続リーダー
金融・自治体・教育機関など
業界実績多数
最小ID数 プロプラン: 30 ID / 無料プランあり クラウド版: 10 ID / パッケージ版: 20 ID
月額料金(税抜) 無料プラン(0円) / プロプラン 300円/ID クラウド版 480円/ID / パッケージ版 最大 408円/ID
公式サイト trustlogin.com passlogic.jp

製品コンセプトの違い(IDaaS vs MFA特化)

両製品は「認証の課題を解決する」という点で共通しますが、出発点となる設計思想が異なります。この違いを理解すると、どちらが自社に合うかがスッと見えてきます。

🔷 GMOトラスト・ログイン:SaaS統合型IDaaS

クラウドサービスを束ねて一元管理する」ことに主眼を置いた設計。約8,800のSaaSアプリとSSO連携でき、Microsoft 365・Google Workspace・Salesforce・Slackなど幅広く対応します。IDaaS(Identity as a Service)として、ID管理・プロビジョニング・SaaSアカウント台帳・SSO・MFA を1つのプラットフォームで提供。外部IdP(Active Directory、Entra ID、SCIM)との連携も標準搭載で、入退社時のアカウント管理を自動化します。

💡 得意領域: クラウド時代のID/アクセス統合管理、SaaS中心のワークスタイル、シングルサインオンによる利便性向上

🔶 PassLogic:多要素認証(MFA)特化ソリューション

認証そのものを強くする」ことに特化した設計。独自のマトリックス方式(乱数表から決めたパターンで数字を読む OTP)を中核に、知識・所有物・生体の3要素すべてに対応した9種類の認証方法を柔軟に組み合わせられます。Windows OSサインイン強化、VPN/VDI入口認証、閉域網での多要素認証 といった“端末ログイン・ネットワーク入口の強化”が得意。PassLogic Bridge for M365 のような Entra ID 外部MFAにも対応します。

💡 得意領域: VPN/VDI/Windows OSの入口強化、スマートフォン配布不要のMFA、閉域網・セキュアルーム環境、パッケージ版のオンプレ運用

機能比較表

主要機能を横並びで比較した表です。◎=標準対応で強い○=対応△=限定的/オプション─=非対応

機能 GMOトラスト・ログイン PassLogic
SaaSアプリ連携数 約8,800アプリ(無制限) △(SAML/RADIUS連携中心)
SAML認証
フォームベース認証
(SAML非対応アプリのSSO化)
対応
RADIUS認証
マトリックス方式OTP
(ブラウザだけでMFA)
独自機能
FIDOパスキー認証 ◎(プロプラン)
プッシュ通知認証 ○(ログインプロテクト)
ビンゴ型OTP
(覗き見対策)
独自
ワンタイムパスワード(OTP)
顔認証(Web顔認証) ○(2026年5月対応予定・NEC連携)
ハードウェアトークン ◎(飛天ジャパン/タレス)
クライアント証明書認証 無制限無料 ◎(プライベート認証局標準装備)
Windows OSサインイン強化 ○(デスクトップSSO/Windows統合) PassLogic for Windows Desktop
VPN/VDI/SASE入口強化 ○(SAML連携) ◎(RADIUS+MFA標準)
オフライン認証 ◎(最大1万件の乱数表保存)
Microsoft Entra ID連携 ◎(双方向プロビジョニング) ○(PassLogic Bridge M365で外部MFA)
AD/LDAP連携 ◎(パッケージ版)
SCIM外部IdP連携
SaaSアカウント台帳/利用可視化 独自機能
パッケージ版(オンプレ) ─(クラウドのみ) 提供あり
無料プラン あり ○(評価版あり/本番無料プランなし)
サポート 電話・チャット・メール(日本語) 販売パートナー経由+メーカー
詳細ページ
詳細を見る →

詳細を見る →

認証方式の違い:2製品の”特徴的な強み”

🔷 GMOトラスト・ログインの特徴的な認証機能

  • フォームベース認証:SAML非対応の古い社内システムもSSO化できる数少ないIDaaS。「連携したいアプリがSAML非対応」問題を解消。
  • FIDOパスキー認証:Mac/Windows Hello/iPhone/Android/YubiKey などフィッシング耐性の高いパスワードレス認証に対応。
  • ステップアップ認証:条件(社内/社外、IP、端末等)に応じて認証強度を動的に切り替え可能。
  • SaaSアカウント台帳:誰が・何を・いつ・どのくらい使っているかを可視化。コスト分析と棚卸しに活用できる独自機能。

🔶 PassLogicの特徴的な認証機能

  • マトリックス方式(独自):乱数表から事前に決めたパターンで数字を読むOTP。ブラウザのみ・スマホ不要でMFAが実現可能な唯一無二の方式。
  • ビンゴ型OTP(独自):5×5マスの中に隠されたOTPを自分のパターンだけで読み取る覗き見対策。
  • ログインプロテクト:モバイルアプリで解除した60秒間だけログイン可能、それ以外はブロック。不正アクセス受付時間を極限まで短縮。
  • Windows OSサインイン強化:PassLogic for Windows Desktopにより、Windowsログイン自体を多要素認証化。オフライン時も1万件の乱数表で継続認証可能。
  • ハードウェアトークン対応:飛天ジャパン/タレス製のキーホルダー型・カード型トークンに対応。スマホ持ち込み禁止の現場に最適。

料金プラン比較

両製品とも税抜表記。最終的な金額はID数・オプション構成で変動するため、正式な見積もりが必要です。

項目 GMOトラスト・ログイン PassLogic
無料プラン ◎ Freeプラン(0円) 評価版のみ(本番無料はなし)
有料プラン(基本) プロプラン
300円/ID/月
クラウド版
480円/ID/月
オンプレ/パッケージ版 最大 408円/ID/月
最小契約ID数 30 ID 10 ID(クラウド)/20 ID(パッケージ)
契約期間 プロプラン 12か月 要問い合わせ
主なオプション デバイス証明書 +150円/ID/月ほか 顔認証/PassLogic Bridge M365/
ハードウェアトークン等

🔐 電子証明書/クライアント証明書オプション込みの実質料金

両製品とも「端末を限定するための証明書認証」に対応していますが、料金体系が大きく異なります。PassLogicはプライベート認証局を標準装備しており、クライアント証明書による端末制限が追加費用なしで利用できます。一方GMOトラスト・ログインは基本の「クライアント認証」は無料ですが、正式な電子証明書を使った「デバイス証明書オプション」は +150円/ID/月 が必要です。

構成例 GMOトラスト・ログイン PassLogic
基本プラン料金 プロプラン 300円/ID クラウド版 480円/ID
クライアント認証
(簡易な端末制限)
無料
1ユーザー無制限
標準搭載
Cookie認証・プライベート認証局
電子証明書/クライアント証明書
(厳格な端末認証)
デバイス証明書オプション
+150円/ID/月
1ユーザー10デバイスまで
プライベート認証局標準装備
追加料金なし
クラウド版・パッケージ版とも
💰 証明書オプション込みの
実質月額(ID単価)
450円/ID/月
(300 + 150)
480円/ID/月
(証明書込み標準)
100IDでの年間総額目安
(税抜)
54万円/年
(450円 × 100ID × 12か月)
57.6万円/年
(480円 × 100ID × 12か月)

※ 上記はあくまで代表的なプランでの概算比較です。ID数に応じたボリュームディスカウント、他オプション(FIDOパスキー/ハードウェアトークン/顔認証等)の選択により、実際の金額は変動します。
※ GMOトラスト・ログインの「クライアント認証」はCookie等による簡易な端末制限、PassLogicの「標準搭載クライアント証明書」は正式な電子証明書による認証です。機能レベルを揃えた場合、証明書オプション込みで比較するとPassLogicの方が30円/ID安くなるケースがあります。
※ 本格運用前には必ず見積もりを取得してください。アーデントでは両製品の無料比較見積も承っています。

💡 価格面で見るなら
基本ID単価だけならGMOトラスト・ログインが有利(300円 vs 480円)ですが、電子証明書による厳格な端末認証まで含めて比較すると、PassLogicの方が総額で安くなる逆転現象が起きます。また、PassLogicはマトリックス方式OTP・ハードウェアトークン・Windows OS認証強化など専門的なMFA機能が標準。「SaaS統合重視ならGMO」「端末認証・MFA専門性重視ならPassLogic」というコンセプト軸で選び分けるのが賢明です。

🎯 デジタル化・AI導入補助金を活用できます!

アーデントでは、デジタル化・AI導入補助金を活用した GMOトラスト・ログイン および PassLogic の導入をサポートしています。
IDaaS/多要素認証はセキュリティ強化と業務効率化の両面で補助金対象となる可能性があり、実質的な導入コストを大幅に抑えられます。
申請サポートから導入・運用まで、ワンストップでご相談ください。

用途別おすすめ判定

「こんな課題があるならどちらを選ぶべきか」をユースケース別に整理しました。

課題・ユースケース GMOトラスト・ログイン PassLogic
Microsoft 365 / Google Workspace など多数のSaaSをSSO化したい ◎ 最適
SAML非対応の古い社内Webシステムも含めてSSO化したい ◎ 最適(フォームベース)
ID管理・自動プロビジョニングを一元化したい ◎ 最適 ○(パッケージ版)
Windows OSサインインにMFAを強制したい ◎ 最適
VPN/VDIの入口をMFAで強化したい ○(SAML) ◎ 最適(RADIUS)
スマートフォン配布不要の多要素認証を実現したい △(FIDO/クライアント認証) ◎ 最適(マトリックス方式)
閉域網・セキュアルームなど特殊環境でMFAしたい ◎ 最適(ハードウェアトークン)
オンプレ環境に導入したい(データ外部保管NG) ◎ 最適(パッケージ版)
SaaS利用状況を可視化・コスト削減したい ◎ 最適(台帳機能)
小規模・低コストで試したい ◎ 最適(無料プラン) ○(10ID~・評価版可)
Entra ID外部MFAとして使いたい ◎ 最適(PassLogic Bridge M365)
💡 実は”併用”も選択肢です
「SaaSのSSOはGMOトラスト・ログインで一元化しつつ、Windows端末のサインインやVPN入口はPassLogicでMFA強化する」というハイブリッド運用も実際に選ばれています。両製品の強みが補完関係にあるため、大企業や多拠点を持つ組織では併用も有力です。

よくある質問(FAQ)

Q1. GMOトラスト・ログインとPassLogic、どちらが”新しい”製品ですか?

A. どちらも長年国内で提供されている実績ある製品です。GMOトラスト・ログインは累計10,000社以上の導入実績があり、ITreviewで21期連続リーダー獲得。PassLogicは独自のマトリックス方式で金融機関・自治体・教育機関など重要インフラ領域で多数採用されています。新旧ではなく「目的に合うか」で選んでください。

Q2. Microsoft Entra IDがあればIDaaSは不要ではないですか?

A. Entra IDだけでは連携アプリ数や認証強化機能の範囲に限りがあります。GMOトラスト・ログインは約8,800のSaaS連携やフォームベース認証で、Entra IDでカバーしきれない古い社内システムもSSO化可能。PassLogicは「Entra IDの外部MFA」として組み合わせるケースが多く、どちらもEntra IDの弱点を補う役割を果たします。

Q3. 最も低コストで済むのはどちらですか?

A. 単純なID単価ではGMOトラスト・ログインのプロプラン(300円/ID/月)がPassLogicのクラウド版(480円/ID/月)より低コストです。ただしPassLogicはマトリックス方式OTPやWindows認証など専門機能を標準搭載しているため、同等機能を求める場合のトータルコスト比較が必要です。無料プランを試したいならGMOトラスト・ログインが最適です。

Q4. 併用は現実的ですか?運用が複雑にならない?

A. 大企業や重要インフラ系の組織では「GMOトラスト・ログイン=SaaS SSO基盤/PassLogic=端末・VPN入口のMFA」という役割分担での併用事例があります。管理は二重になりますが、それぞれの得意領域で運用するため、機能制限に悩むより合理的な場合も多いです。補助金活用で初期コストを抑える選択肢もあります。

Q5. 比較検討したいが何から始めれば?

A. まず「SaaSを統合管理したいのか/端末やネットワーク入口を強化したいのか」を整理してください。前者ならGMOトラスト・ログインの無料プランで試す、後者ならPassLogicの評価版を申込み、のステップが効率的です。アーデントではどちらのソリューションも取り扱っており、中立的な立場で要件ヒアリング・最適構成のご提案が可能です。

お問い合わせ

GMOトラスト・ログインとPassLogicの選定・導入でお悩みの方は、ぜひアーデントにご相談ください。
両製品の詳細機能比較、自社環境に合った構成提案、デジタル化・AI導入補助金の申請サポートまで、ワンストップでご支援いたします。
「まず無料プランで試したい」「既存システムとの連携を確認したい」といったご相談もお気軽にお寄せください。

 

お問合せはこちら➡