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ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス(VBBSS)とは?プラン・対応OS・料金とオンプレ版からの移行を中小企業向けに解説

ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービスのイメージ

「ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス(VBBSS)」は、トレンドマイクロが提供する中小企業向けのクラウド型(SaaS型)エンドポイントセキュリティです。管理サーバーを自社で用意する必要がなく、Webブラウザの管理画面からPC・スマホをまとめて守れるのが特徴で、PCやスマホを合わせて少人数(最小5ライセンス)から導入できます。

一方で「個人向けのウイルスバスターと何が違うのか」「Standard・Advanced・Worry-Free XDRというプランはどれを選べばいいのか」「従来のオンプレミス版(パッケージ版)はもう使えないのか」といった点は分かりにくく、検索でも迷う方が多いテーマです。この記事では、プラン・対応OS・料金の目安・オンプレ版からの移行を、中小企業の経営者・情シス担当者にもわかるよう平易に整理します。

ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービスとは?

VBBSSは、世界中の中堅・中小企業で使われている法人向けのウイルス対策(エンドポイント保護)サービスです。AI・機械学習を使った検出、不審な動きを監視する挙動監視、危険なサイトへのアクセスを止めるWebレピュテーション/URLフィルタリング、USBなどの外部機器を制御するデバイスコントロール、ランサムウェア対策などをひとつにまとめた「オールインワン型」になっています。

最大のポイントはクラウド型(SaaS)であること。管理用のサーバーをトレンドマイクロ側がクラウドで用意するため、自社にサーバーを置く必要がありません。常に最新の状態に自動更新され、管理者はブラウザから「どのPCが保護されているか」を一目で確認できます。

▶ 関連記事:ウイルスバスターの法人向けと個人向け(クラウド)は何が違う?トレンドマイクロのビジネス向け製品を解説

プランは何種類?Standard・Advanced・Worry-Free XDRの違いは?

VBBSSは大きく3つの段階で考えると整理しやすくなります。基本のエンドポイント対策が「Standard」、それにメール経由の脅威への対策を加えたのが「Advanced」、さらに検知後の調査・対応(EDR/XDR)まで強化したのが上位サービスの「Worry-Free XDR」です。下表は機能の考え方を整理したものです(正確な提供範囲は提案時の見積・公式情報でご確認ください)。

項目 Standard Advanced Worry-Free XDR
タイプ クラウド(SaaS) クラウド(SaaS) クラウド(SaaS)
エンドポイント対策
(AV・挙動監視・Webレピュテーション・デバイス制御・URLフィルタ)
メールセキュリティ
(メール経由の脅威対策)
EDR・XDR
(侵入後の検知・調査・対応)
向いている会社 まずは基本のPC対策を
低コストで始めたい
メール経由の攻撃も
あわせて防ぎたい
万一の侵入時に
調査・対応まで備えたい
詳細・料金 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る

迷ったときの目安は、「メール経由の攻撃(なりすまし・添付ファイル)が心配ならAdvanced以上」「侵入された後の調査・封じ込めまで備えたいならWorry-Free XDR」です。EDR/XDRが何を指すのかは、次の関連記事で詳しく解説しています。

▶ 関連記事:ウイルスバスターのEDRとは?Trend Vision One・Worry-Free XDRと通常のウイルス対策の違いを徹底解説

対応OSは?Windows・Mac・サーバー・スマホはどこまで使える?

VBBSSはWindowsだけでなく、Mac・スマートフォン・タブレットまでひとつの管理画面でまとめて管理できます。混在環境の多い中小企業にとって扱いやすいのが利点です。代表的な対応範囲は次のとおりです(正確な対応バージョンは導入前に公式のシステム要件で必ずご確認ください)。

区分 対応するOS・デバイスの目安
クライアントPC Windows 10/11 など
サーバーOS Windows Server(対応エディションは要確認)
Mac macOS(新しい数世代)
モバイル iOS/iPadOS/Android
クラウドから複数デバイスを一元管理するイメージ

サーバーを本格的に守りたい場合は、サーバー向けの製品ライン(旧Deep Security系=現在のTrend Vision Oneのサーバー保護)が別途用意されています。「クライアントPCはVBBSS、サーバーは別製品」と役割が分かれる点は押さえておきましょう。

料金はいくら?月額・年額の目安

VBBSS(Standard)の価格は、公表されている想定価格で年額6,600円/ユーザー(税抜・2024年4月改定後の目安)とされています。月額に換算するとおよそ550円/ユーザーです。新規契約は最小5ライセンスから購入でき、5ユーザーなら年額33,000円(税抜)程度が目安になります。

ただし実際の金額は、契約ユーザー数・契約年数・販売代理店の割引によって変わります。AdvancedやWorry-Free XDRは機能が増える分だけ単価も上がります。具体的な見積もりは、製品詳細ページや当社へのご相談で確認してください。

VBBSSの料金・機能の詳細を見る

▶ 関連記事:法人向けセキュリティソフトの料金・月額相場はいくら?費用の内訳と補助金で抑える方法

オンプレミス版「ウイルスバスター ビジネスセキュリティ」は使えなくなる?

ここは混同されやすい重要ポイントです。名前のよく似たオンプレミス型(自社サーバー設置)の「ウイルスバスター ビジネスセキュリティ」(サービスが付かない方)は、2024年3月31日でライセンス・パッケージ販売を終了し、製品サポートも2026年3月31日で終了する予定とされています。今回ご紹介している「ビジネスセキュリティサービス(VBBSS=クラウド型)」とは別物で、こちらは継続して提供されています。

注意:現在オンプレミス版をお使いの場合、サポート終了後はセキュリティ更新が受けられず危険です。新規・乗り換えはクラウド型のVBBSSまたはWorry-Free XDRが基本となり、当面オンプレ運用を続けたい既存ユーザー向けには「ハイブリッド」型も案内されています。サポート終了日や提供条件は変更される場合があるため、最新情報は公式サイト・販売店で必ずご確認ください。

管理サーバーの運用負担やコストを考えると、これを機にクラウド型へ移行するのが多くの中小企業にとって現実的です。移行のタイミングや既存ライセンスの扱いは個別事情で変わるため、早めに相談しておくと安心です。

メリット・デメリットは?

メリットは、(1) 自社サーバー不要で導入・運用がラク、(2) Windows/Mac/スマホを1画面で一元管理、(3) 自動更新で常に最新、(4) 少人数から始められコストが読みやすい、という点です。情シス専任者がいない会社でも回しやすいのが強みです。

一方のデメリット・注意点は、(1) 高度な侵入後対応(EDR/XDR)はStandardやAdvancedには含まれず上位のWorry-Free XDRが必要、(2) サーバーの本格防御は別製品が必要、(3) クラウドサービスのため将来的な仕様・価格改定の影響を受ける、という点です。自社に必要な範囲を見極めてプランを選ぶことが大切です。

他社製品とどう違う?どう選べばいい?

同じ中小企業向けのエンドポイント製品には、ESET PROTECTやSophos Endpointなどがあります。VBBSSは「国内シェアが高く情報が豊富」「日本語サポートが手厚い」点が選ばれる理由になりやすい製品です。検知性能・運用のしやすさ・価格のバランスは製品ごとに違うため、複数を比べて選ぶのがおすすめです。

▶ 関連記事:中堅・中小企業向けエンドポイント徹底比較|ESET PROTECT vs ウイルスバスター ビジネスセキュリティ vs Sophos Endpoint

また、トレンドマイクロ内での上位・後継にあたる「Trend Vision One」とVBBSSの関係が気になる方は、次の比較記事もあわせてご覧ください。

▶ 関連記事:Trend Vision One とウイルスバスター ビジネスセキュリティサービスの違いは?中小企業向けに比較

費用は補助金で抑えられる?

セキュリティ対策ソフトの導入費用は、国の「デジタル化・AI導入補助金」(旧IT導入補助金)の対象になる場合があります。要件を満たせば導入コストの一部が補助され、実質的な負担を抑えながらクラウド型セキュリティへ切り替えられる可能性があります。

補助対象・補助率・申請の流れは年度の公募要領によって変わるため、最新の要件確認と専門家への相談が必要です。当社では、補助金の活用も含めて中小企業のセキュリティ導入をご支援しています。

よくある質問(Q&A)

Q. 個人向けのウイルスバスター クラウドを会社のPCに入れてはいけませんか?

A. 個人向け製品は家庭利用を前提としており、業務での利用は使用許諾の観点で問題になる場合があります。台数管理や一元管理もできないため、法人ではVBBSSのような法人向け製品の利用が基本です。

Q. 何台から契約できますか?

A. 新規契約は最小5ライセンスからが目安です。PC・スマホ・タブレットを合わせてカウントできます。

Q. EDRは必要ですか?

A. まずは基本対策(Standard/Advanced)で十分なケースも多いですが、ランサムウェアなど「侵入された後」を想定すると、調査・対応ができるWorry-Free XDR(EDR/XDR搭載)が安心です。取引先からセキュリティ体制の証明を求められる場合にも有効です。

Q. オンプレミス版から移行するとデータや設定は引き継げますか?

A. 製品が異なるため、基本的には新しいクラウド環境で設定し直す形になります。台数や移行時期によって進め方が変わるので、事前に相談されることをおすすめします。

Q. 導入は自社だけでできますか?

A. 管理画面から各PCにインストールする流れで、専任の担当者がいなくても運用できる設計です。初期設定や最適なプラン選定に不安がある場合は、販売店のサポートを利用すると確実です。

まとめ

ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス(VBBSS)は、サーバー不要で導入・運用がラクなクラウド型の法人向けセキュリティです。
プランは基本対策のStandard、メール対策を加えたAdvanced、侵入後の調査・対応まで備えるWorry-Free XDRの3段階で考えると選びやすくなります。
Windows・Mac・スマホを1画面で管理でき、最小5ライセンス・年額6,600円/ユーザー(目安)から始められます。
名前の似たオンプレミス版は販売・サポートが終了予定のため、新規・乗り換えはクラウド型が基本です。
自社に必要な範囲の見極めや、デジタル化・AI導入補助金を活用したコスト削減は、当社にお気軽にご相談ください。

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