Windows 11 26H2(2026 Update)とは?24H2は10月13日でサポート終了|25H2と26H2どちらに上げるべきか・有効化パッケージでの更新手順と「管理しているPCほど上がらない」理由【中小企業向け】

2026年9月29日、Windows 11の新しいバージョン「26H2」(Windows 11 2026 Update)の一般提供が始まりました。
その2週間後の2026年10月13日には、多くの会社で使われている「24H2」のHome・Proエディションのサポートが終わります。
この記事の結論
- 24H2のHome・Proは2026年10月13日で更新が止まります。日本時間では10月14日未明の更新が最後です。
- 移行先は25H2か26H2。どちらも「有効化パッケージ」という小さな更新で切り替えられ、24H2から26H2へ直接上げられます。
- 長く使うなら26H2(2028年10月10日まで)、実績を重視するなら25H2(2027年10月12日まで)が目安です。
- WSUS・Intune・グループポリシーで更新を管理している会社ほど、自動では上がりません。今週中に設定を確認してください。
- 更新そのものは無料です。お金がかかるのは「どのPCがどのバージョンか把握する仕組み」と「更新までの守り」です。
この記事では、26H2で何が変わるのか、25H2と26H2のどちらを選ぶべきか、残り約1週間で中小企業が何をすればよいかを、IT担当者がいない会社でも分かる言葉で整理します。
Windows 11 26H2(2026 Update)とは何?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Windows 11 2026 Update(バージョン 26H2) |
| 一般提供日 | 2026年9月29日(米国時間) |
| OSビルド | 26300 |
| 提供方法 | 24H2・25H2のPCには「有効化パッケージ(eKB)」で提供。インストールアシスタント・メディア作成ツール・ISOも提供 |
| サポート期限(Home・Pro) | 2028年10月10日 |
| サポート期限(Enterprise・Education) | 2029年10月9日 |
| 新機能 | 報道ベースでは、バックアップ・タスクバー・エクスプローラーの改良を既定で有効にする程度で、見た目の変化は小さめ |
26H2は、24H2・25H2と同じ土台(コードベース)を共有しています。
そのため中身の大部分はすでにPCに入っていて、小さなスイッチ用の更新を当てるだけで新しいバージョンに切り替わる仕組みです。
version 26H2, 25H2, and 24H2 share the same servicing branch and core code base, so version 26H2 can be delivered via an enablement package(26H2・25H2・24H2は同じサービシングブランチと基本コードを共有しているため、26H2は有効化パッケージで提供できる)
(Microsoft 365 メッセージセンター MC1482225「How to get the Windows 11 2026 Update」の趣旨)
つまり、26H2の主な価値は新機能ではなく「サポート期間が2028年10月まで延びること」です。
いま使っているバージョンは、いつまで使える?
Microsoftが公表しているWindows 11のバージョン別の期限は次のとおりです(2026年9月30日更新の公式情報)。
| バージョン | 提供開始 | Home・Proの期限 | Enterprise・Educationの期限 |
|---|---|---|---|
| 26H2 | 2026年9月29日 | 2028年10月10日 | 2029年10月9日 |
| 26H1 | 2026年2月10日 | 2028年3月14日 | 2029年3月13日 |
| 25H2 | 2025年9月30日 | 2027年10月12日 | 2028年10月10日 |
| 24H2 | 2024年10月1日 | 2026年10月13日 | 2027年10月12日 |
| 23H2 | 2023年10月31日 | 終了済み | 2026年11月10日 |
Home・Proは2026年10月13日、Enterprise・Educationは2027年10月12日です。中小企業のPCは大半がProなので、まずProの24H2が残っていないかを確認してください。
バージョンごとの期限の考え方や、なぜ2年で切れるのかは、次の記事で詳しく解説しています。
▶ 関連記事:Windows 11のサポート終了はバージョンごとに来る|24H2は2026年10月13日・バージョン別の期限一覧
自分のPCのバージョンはどう調べる?
- キーボードの「Windowsキー+R」を押し、「winver」と入力してEnterを押します。表示される画面の「バージョン 24H2」などの表記で分かります。
- または「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開き、「Windowsの仕様」欄の「バージョン」を確認します。
- あわせて「エディション」(Pro/Enterprise など)も控えておきます。期限が変わるためです。
台数が多い会社では、1台ずつ見て回るのは現実的ではありません。
IT資産管理ツールを入れていれば、全PCのバージョンを一覧で出して「24H2のPro」だけを絞り込めます。
24H2のままだと、10月14日以降に何が起きる?
10月13日(米国時間)の月例更新が、24H2 Home・Proに届く最後のセキュリティ更新になります。
パソコンが突然動かなくなるわけではありませんが、そのあと見つかった弱点(脆弱性)は直されないまま残ります。
| 項目 | 10月14日以降の24H2 Home・Pro |
|---|---|
| パソコンの起動・業務ソフト | これまでどおり使える |
| セキュリティ更新 | 届かなくなる(新しい脆弱性が直らない) |
| 不具合の修正・タイムゾーン更新 | 届かなくなる |
| Microsoftのサポート | 受けられなくなる |
| 取引先・監査・サイバー保険 | 「サポート切れOSの業務利用」として指摘や免責の対象になり得る |
警察庁の令和7年の統計では、ランサムウェアの被害に遭った組織のうち、修正プログラムを当てていない機器があった組織が過半数(56.3%)でした。
サポートが切れたOSは、その「当てたくても当てられない」状態に自動的に入ります。
▶ 関連記事:EDRとは?ウイルス対策ソフト(AV)・NGAVとの違いと、被害企業の88%がAVを入れていたという現実
25H2と26H2、どちらに上げるべき?

| 項目 | 25H2に上げる | 26H2に上げる |
|---|---|---|
| Home・Proの期限 | 2027年10月12日(約2年) | 2028年10月10日(約3年) |
| 次の更新作業 | 来年また必要 | 2年後で済む |
| 実績 | 提供から1年たち、不具合の修正が進んでいる | 提供直後(2026年9月29日〜) |
| 24H2からの切り替え | 有効化パッケージで短時間 | 有効化パッケージで短時間(25H2を経ずに直接可) |
| 業務ソフトの対応確認 | 対応済みの製品が多い | ベンダーの対応表明を確認したい |
| 向いている会社 | 10月13日に確実に間に合わせたい・検証の時間がない | 業務ソフトの動作確認が取れた・更新回数を減らしたい |
どちらも土台は同じで、切り替えの手間に大きな差はありません。
迷ったら、業務ソフトの対応が確認できたPCから26H2、確認が取れないPCはひとまず25H2という分け方が現実的です。
24H2 Home・Proの期限は10月13日です。26H2の検証に時間がかかりそうなら、まず25H2に上げて期限を確実に越え、26H2は来年の計画に回してください。
管理しているPCほど、自動では上がらないのはなぜ?
Microsoftは、IT部門が管理していない24H2 Home・ProのPCには、新しいバージョンを自動的に配る方針を示しています。
裏を返すと、更新を会社で制御しているPCには自動では配られません。
| 管理のしかた | よくある状態 | 今週確認すること |
|---|---|---|
| WSUS | 機能更新プログラムを「承認」していない | 26H2(または25H2)の有効化パッケージを承認したか |
| Intune | 機能更新プログラムのポリシーで24H2に固定している | ポリシーの対象バージョンを25H2/26H2に変えたか |
| グループポリシー | 「ターゲット機能更新プログラムのバージョン」に24H2を指定 | 指定を外すか、25H2/26H2に変更したか |
| IT資産管理ツール | 機能更新の配信を止めたまま | 配信設定を有効にし、対象PCを選んだか |
| 何もしていない | 自動配信を待っている | 「利用可能になったらすぐに入手する」をオンにしたか |
「更新で業務が止まると困るから止めておこう」と以前に設定し、そのまま誰も解除していない――中小企業で最も多いパターンです。
担当者が替わっていると、設定したこと自体が忘れられています。
実際の更新手順は?(IT担当者がいない会社向け)
- Windows Updateで、今月までの更新プログラムをすべて当てます(有効化パッケージは最新の月例更新が前提です)。
- 「設定」→「Windows Update」で「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにします。
- 「更新プログラムのチェック」を押し、「Windows 11、バージョン26H2」(または25H2)が表示されたら「ダウンロードしてインストール」を選びます。
- 再起動します。有効化パッケージなので、通常の月例更新と同じくらいの時間で終わるのが一般的です。
- winverで新しいバージョンになったことを確認し、業務ソフト・プリンター・VPNが動くかを試します。
Windows Updateに表示されない場合は、Microsoftの「インストールアシスタント」やISOイメージで手動で上げる方法もあります。
ただし複数台を手作業で上げるのは時間がかかり、上げ忘れも起きやすいので、台数が多い会社は管理ツールからの一括配信をおすすめします。
まず1〜2台で業務ソフトの動作を確かめ、問題がなければ残りを上げる「段階展開」が基本です。Microsoftも、本格展開の前に限られた台数で検証することを推奨しています。
26H1が入っている新しいPCはどうなる?
2026年前半に発売された一部の新しいPCには、「26H1」という特別なバージョンが入っています。
26H1は別の土台(コア)で作られているため、26H2へは更新できません(将来のバージョンで対応予定とされています)。
26H1のサポート期限は、Home・Proで2028年3月14日です。
社内に26H1のPCと24H2・25H2のPCが混在していると、更新の手順が2通りに分かれるので、台帳で区別しておくと後で迷いません。
10月13日に、ほかに何が終わる?
| 製品 | 2026年10月13日に起きること | 詳しい記事 |
|---|---|---|
| Windows 11 24H2 Home・Pro | サポート終了 | この記事 |
| Windows 10(法人向けESU) | 延長サポート1年目が終了 | Windows 10 ESU |
| Office 2021・Office LTSC 2021 | サポート終了(延長なし) | Office 2021 |
| Windows Server 2012・2012 R2 | ESUが完全終了 | Windows Server 2012 |
| Windows Server 2022 | メインストリームサポートが終わり延長サポートへ移行 | ― |
同じ日に複数の期限が重なるため、OSだけでなくOfficeやサーバーも一緒に棚卸ししておくと二度手間になりません。
残り約1週間で、何から手をつければいい?
| 順番 | やること | 目安 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 1 | 全PCのバージョンとエディションを書き出す | 1日 | 0円 |
| 2 | 24H2のProを特定し、更新を止める設定がないか確認する | 半日 | 0円 |
| 3 | 業務ソフトのベンダーに26H2の対応状況を問い合わせる | 1〜2日 | 0円 |
| 4 | 1〜2台を先に更新して動作を確認する | 1〜2日 | 0円 |
| 5 | 残りのPCを25H2または26H2へ更新する | 10月13日まで | 0円 |
| 6 | 上げ忘れを防ぐため、管理ツールで一覧化する | 今後 | 有料 |
| 7 | 更新できないPCは、EDR+監視で守りを固め、早期に更新計画を立てる | 今後 | 有料 |
1〜5はすべて費用がかかりません。
お金がかかるのは、6と7の「把握し続ける仕組み」と「更新が遅れたPCを守る仕組み」だけです。
更新管理と守りに使える製品は?
他社の製品も含めて横並びで比較して選びたい方は、法人向けセキュリティソフト7社一括比較もあわせてご覧ください。
| 項目 | LANSCOPE エンドポイントマネージャー | ISM CloudOne | SentinelOne データお守り隊 | Sophos MDR |
|---|---|---|---|---|
| 役割 | バージョン把握・更新配信 | バージョン把握・脆弱性の自動診断 | 更新までの守り(EDR+監視) | 更新までの守り(24時間監視・対処) |
| Windows更新 | 適用状況をレポート化し、社外PCにも配信可 | サポート終了・間近のOSを可視化 | ― | ― |
| 料金の目安(税別) | 初期3万円+月300〜500円/台 | 初期3万円+月360〜600円/台 | 初期0円+月1,000円/台 | 年19,660円〜/ユーザー |
| 向いている会社 | 台帳と更新をまとめて管理したい | 脆弱性まで自動で把握したい | 担当者不在で監視を任せたい | 対処まで専門家に任せたい |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
たとえば従業員30名・PC30台の会社なら、LANSCOPEのライトA(初期30,000円+年108,000円)とデータお守り隊(年360,000円)で、初年度は約498,000円(月約41,500円)が目安です。
マルウェア感染の調査を外部に頼むと、300台までで298,000円、詳細レポートを含めると約80万円かかるため、事故の後より前に払うほうが安く済みます。
▶ 関連記事:IT資産管理ツールの比較|法人向けおすすめ製品と費用相場
補助金は使える?
OSの更新そのものは無料なので補助の対象にはなりませんが、IT資産管理ツールやEDRといったITツールは、デジタル化・AI導入補助金の対象になり得ます。
セキュリティ対策推進枠は5万〜150万円で補助率は小規模事業者2/3・中小企業1/2、サービス利用料は最大2年分が対象です。
交付決定前に発注したものは対象外になるほか、要件は年度ごとに変わるため、最新の公募要領を確認のうえ専門家にご相談ください。
▶ 関連記事:セキュリティ対策の費用は補助金で抑えられる?デジタル化・AI導入補助金2026
よくある質問
Q. 24H2から26H2へ、25H2を経由せずに上げられますか?
A. はい。24H2・25H2・26H2は同じ土台を共有しているため、24H2から26H2へ有効化パッケージで直接切り替えられます。
Q. 10月13日を過ぎたら、パソコンは使えなくなりますか?
A. 使えなくなるわけではありません。ただしセキュリティ更新が届かなくなるため、業務利用は早めに25H2か26H2へ切り替えてください。
Q. Windows 11の24H2にも、Windows 10のような有償の延長サポートはありますか?
A. Windows 11のバージョンには、Windows 10のESUのような有償延長の仕組みはありません。新しいバージョンに上げることが唯一の方法です。
Q. 26H2に上げると、業務ソフトが動かなくなりませんか?
A. 土台が同じなので大きな変化は起きにくいとされていますが、提供直後のため、ベンダーの対応表明を確認し、1〜2台で試してから広げてください。
Q. Enterpriseエディションも急ぐ必要がありますか?
A. Enterprise・Educationの24H2は2027年10月12日までサポートされるため、今回の期限はありません。ただし来年同じ作業が必要になります。
Q. 更新が勝手に始まって業務が止まるのが心配です。
A. 有効化パッケージは短時間で終わるのが一般的ですが、再起動は必要です。管理ツールで配信日時を決めるか、昼休みや終業後に実施してください。
Q. IT担当者がいなくても対応できますか?
A. 台数が少なければ手順どおりに進められます。台数が多い・管理設定が分からない場合は、当社が現状確認から更新計画までご相談に応じます。
まとめ
Windows 11 26H2は2026年9月29日に提供が始まり、24H2・25H2から有効化パッケージで短時間に切り替えられます。
一方で24H2のHome・Proは10月13日で更新が止まるため、残り約1週間で25H2か26H2への切り替えを終える必要があります。
とくにWSUS・Intune・グループポリシーで更新を管理している会社は自動では上がらないので、今週中に設定を確認してください。
更新そのものは無料です。まずは全PCのバージョンを書き出すところから始めましょう。
この記事の対策に使える当社取扱製品
| LANSCOPE エンドポイントマネージャー(料金・機能) | ISM CloudOne(料金・機能) |
| SentinelOne データお守り隊(料金・機能) | Sophos MDR(料金・機能) |

株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
デジタル化・AI導入補助金を使って、150社以上にクラウドツールを提供。IT活用による業務改善のDXコンサルを提供。ノーコードツールを使ったExcelやAccessからの基幹システム移行によるDX実績多数。サイバーセキュリティ対策の導入も50社以上を担当実績あり。
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