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Windows Server 2022のメインストリームサポートは2026年10月13日で終了|延長サポートで変わること・変わらないことと、2025へ上げるべきか・2019/2016の期限【中小企業向け】

社内のサーバーラックとサポート期限を確認する担当者のイメージ

Windows Server 2022 のメインストリームサポートは、2026年10月13日(米国時間)で終了します。
「サポートが終わるならサーバーを入れ替えないといけないのか」「13日を過ぎたら更新が止まるのか」という相談が増えていますが、結論から言うと、すぐに使えなくなるわけではありません。

この記事の結論

  • 2026年10月13日に終わるのは「メインストリームサポート」だけ:セキュリティ更新プログラムは、延長サポートとして2031年10月14日まで追加費用なしで届きます。
  • 止まるのは「新機能」と「セキュリティ以外の不具合修正」:動作が不安定になる不具合があっても、修正は原則として提供されなくなります。
  • ソフトウェアアシュアランス等に含まれる無償の問い合わせ特典も、メインストリーム期間中だけです。
  • Windows Server 2019 はすでに延長サポート中で、2029年1月9日に完全終了します。2016は2027年1月12日です。
  • 次に入れ替えるなら Windows Server 2025(延長サポート2034年11月14日まで)。2022→2025はインプレースアップグレードも可能です。
  • いまやるべきことは「慌てた入れ替え」ではなく、台帳づくりと移行時期の決定。その間の守りはEDRとバックアップで固めます。

この記事では、Microsoft公式のライフサイクル情報をもとに、10月13日で何が変わり何が変わらないのか、2019・2016・2025とあわせた期限の全体像、次のサーバーを2022のまま使うか2025へ上げるかの判断軸、移行までの守り方と費用を、IT担当者が少ない中小企業の方向けに整理します。

2026年10月13日に、何が終わる?

Windows Server 2022 は、Microsoftの「固定ライフサイクルポリシー」に従う製品です。
このポリシーでは、発売から最低5年の「メインストリームサポート」と、その後の「延長サポート」の2段階でサポートが提供されます。

項目 内容
製品 Windows Server 2022(Datacenter/Datacenter: Azure Edition/Essentials/Standard)
提供開始 2021年8月18日
メインストリームサポート終了 2026年10月13日(米国太平洋時間。日本時間では10月14日未明)
延長サポート終了 2031年10月14日
ライフサイクルポリシー 固定ライフサイクルポリシー

Windows Server 2022 は、固定ライフサイクル ポリシーに従います。(中略)メインストリームの終了日 10/14/2026 6:59:59 AM/延長された終了日 10/15/2031 6:59:59 AM

(Microsoft Learn「Windows Server 2022 – Microsoft Lifecycle」より。日付は太平洋時間の終了時刻を協定世界時で表示したもの)

公式ページの日付が「10月14日」「10月15日」となっているのは、米国太平洋時間の終わりを協定世界時で書いているためです。
社内資料では「2026年10月13日(米国時間)にメインストリーム終了、2031年10月14日に延長サポート終了」と書けば誤解がありません。

メインストリームと延長サポートは、何が違う?

いちばん多い誤解が「サポート終了=セキュリティ更新が止まる」というものです。
Microsoftの固定ライフサイクルポリシーでは、両者の違いが次のように定められています。

サポートの種類 メインストリーム(〜2026年10月13日) 延長サポート(〜2031年10月14日) サポート終了後
セキュリティ更新プログラム ○ ○(追加費用なし) ESUを購入した場合のみ
セキュリティ以外の更新プログラム ○ × ×
設計変更・新機能の要求 ○ × ×
有料サポート ○ ○ ESUが必要
ライセンス特典の無償インシデントサポート ○ × ×
オンラインのセルフヘルプ情報 ○ ○ 終了後も少なくとも12か月

ライセンス、ライセンス プログラム (ソフトウェア アシュアランス、Visual Studio サブスクリプションなど) またはその他の無料サポート プログラムに含まれるインシデント サポート特典は、メインストリーム サポート フェーズ中にのみ利用できます。

(Microsoft Learn「固定ライフサイクル ポリシー」より)

つまり、10月13日を過ぎてもWindows Updateで毎月のセキュリティ更新は届き続けます。
一方で、セキュリティとは関係のない不具合(特定の機器や業務ソフトとの相性、まれに起きる動作の不安定さなど)が見つかっても、修正は原則として出なくなります。
ソフトウェアアシュアランス(SA)の特典で無償の問い合わせ枠を持っていた会社は、その特典も使えなくなる点に注意してください。

延長サポートではセキュリティ更新は続くが、新機能とセキュリティ以外の修正は止まり、新しいバージョンへの移行を計画する流れ

「セキュリティ更新が続く」のは、更新を当て続けている場合だけです。
延長サポート中であっても、Windows Updateを止めたまま、あるいは再起動を何か月も先延ばしにしているサーバーは、実質的にサポート切れと同じ状態です。
10月13日をきっかけに、更新が本当に当たっているかを一度確認してください。

Windows Server 2016・2019・2025 の期限はいつ?

社内に複数のサーバーがある会社は、バージョンごとに期限がばらばらです。
まず次の表で、自社のサーバーがどこにいるのかを確認してください。

バージョン メインストリーム終了 延長サポート終了 いまの状態(2026年10月時点)
Windows Server 2012/2012 R2 2018年10月9日 2023年10月10日(ESUは2026年10月13日で完全終了) サポート完全終了
Windows Server 2016 2022年1月11日 2027年1月12日 延長サポート中・残り約3か月
Windows Server 2019 2024年1月9日 2029年1月9日 延長サポート中
Windows Server 2022 2026年10月13日 2031年10月14日 10月14日から延長サポートへ
Windows Server 2025 2029年11月13日 2034年11月14日 メインストリーム中

2012・2012 R2が残っている場合は、2022よりも先に対処が必要です。
また2016は残り約3か月で延長サポートが終わるため、2022の話題よりも優先度が高い会社が少なくありません。

▶ 関連記事:Windows Server 2016のサポート終了は2027年1月12日|法人のESU費用と移行

▶ 関連記事:Windows Server 2012・2012 R2 のESUは2026年10月13日で完全終了

2026年10月13日に、ほかに何が終わる?

同じ日に、Windows Server 2022以外の製品も期限を迎えます。
サーバーの話だけで終わらせず、社内のパソコンとOfficeもあわせて確認してください。

製品 10月13日に起きること
Windows Server 2022 メインストリーム終了(延長サポートへ)
Windows Server 2012/2012 R2 ESU(延長セキュリティ更新)3年目が終了し、完全にサポート終了
Windows 11 Home/Pro バージョン24H2 サービス終了(25H2以降へ上げる必要あり)
Windows 10 法人向けESU 1年目 1年目が終了(2年目は追加購入が必要)
Office 2021/Office LTSC 2021 サポート終了(延長サポートもESUもなし)

▶ 関連記事:Office 2021・Office LTSC 2021 のサポートは2026年10月13日で終了

▶ 関連記事:Windows 11のサポート終了はバージョンごとに来る|24H2は2026年10月13日

いま入れ替えるべき? それとも延長サポート中は使い続けてよい?

Windows Server 2022 は、2031年10月まで5年間セキュリティ更新が続きます。
そのため、10月13日を理由に慌ててサーバーを入れ替える必要はありません。
判断の軸は「OSの期限」よりも「サーバー本体の寿命」と「載っている業務ソフトの対応状況」です。

状況 おすすめの判断
2021〜2023年に導入した2022のサーバー 2031年10月まで使い続け、本体の保守期限(一般に導入から5〜7年)にあわせて入れ替えを計画
これから新しくサーバーを買う 2022ではなく2025を選ぶ(延長サポートが3年長い)
2016・2019から入れ替える予定 移行先は2025。2022を選ぶと次の入れ替えが早く来る
業務パッケージが2025に未対応 2022で導入し、ベンダーの2025対応時期を確認しておく
ファイル共有やメールだけに使っている サーバーを持たずクラウド(Microsoft 365等)へ移すことも検討

ポイントは、「今から2022を新規購入する」のは避けることです。
同じ費用をかけるなら、延長サポートが2034年11月まで続く2025のほうが、入れ替えまでの期間を長く取れます。

2022から2025へは、どうやって上げる?

Microsoftは、Windows Server 2022から2025への「インプレースアップグレード」(いまのサーバーのまま上書きで新しいOSに上げる方法)に対応しています。
Windows Server 2019と2022は、Windows Update経由の機能更新として2025へ上げることもできます。
ただし、役割やソフトの構成によっては新しいサーバーを用意して移すほうが安全なこともあり、どちらの場合も事前のバックアップは必須です。

Windows Server 2025 で、何が良くなる?

  • 延長サポートが2034年11月14日までと、2022より3年以上長い
  • Azure Arc に接続した Windows Server 2025(Datacenter/Standard)で、再起動を減らせる「ホットパッチ」を利用可能(Microsoftは追加料金なしでの提供を発表)
  • SMBの署名必須化やNTLMの段階的な廃止など、既定の設定が強化されている

ホットパッチは、3か月ごとの基準となる更新(再起動が必要)の間の2か月は、再起動なしでセキュリティ更新を当てられる仕組みです。
夜間や休日にしかサーバーを止められない会社にとっては、運用の負担を大きく減らせます。
なお、Windows Server 2022 Datacenter: Azure Edition のホットパッチの提供期間は公式情報と報道で扱いが分かれているため、該当する場合は最新の公式情報を確認してください。

▶ 関連記事:ファイルサーバー・NASのセキュリティ対策はどこまで必要?

延長サポートに入るサーバーで、やっておくべきこと

延長サポートの5年間は、「何もしなくてよい期間」ではなく「計画的に移行を準備する期間」です。
中小企業で優先度が高いものを順番に並べました。

順番 やること 費用の目安
1 社内のサーバーを洗い出し、OSのバージョン・導入年・保守期限を台帳にする 0円(IT資産管理ツールなら自動化できる)
2 Windows Updateが毎月当たっているか、最終更新日を確認する 0円
3 サーバー上の業務ソフトとSQL Server等のバージョンを書き出し、ベンダーに2025対応を確認する 0円
4 サーバーを社外にさらしていないか(リモートデスクトップの直接公開など)を確認する 0円
5 EDR(侵入後の不審な動きを検知する仕組み)をサーバーに入れる 1台 月700円〜(最小5ライセンス)
6 ネットワークから切り離したバックアップを取る 100GB 月3,000円〜
7 入れ替えの年度を決め、予算と補助金の申請時期を逆算する —

1〜4は費用をかけずに今日から始められます。
とくに4は、警察庁の統計でもランサムウェアの侵入経路の大半がVPN機器とリモートデスクトップであることが分かっており、OSのバージョンにかかわらず最優先で確認すべき項目です。

▶ 関連記事:SQL Server 2016のサポートは2026年7月14日に終了済み|ESUの費用と移行

▶ 関連記事:Active Directory(ドメインコントローラ)が乗っ取られると何が起きる?

移行までの守りに使える製品と費用は?

延長サポート中のサーバーを守るには、「OSの更新」に加えて「侵入されたときに気づく仕組み」と「戻せる仕組み」を足すのが現実的です。
当社の取扱価格(税別)をもとに整理しました。

他社の製品も含めて横並びで比較して選びたい方は、法人向けセキュリティソフト7社一括比較もあわせてご覧ください。

項目 LANSCOPE エンドポイントマネージャー ISM CloudOne LANSCOPE サイバープロテクション(Aurora Protect+Focus) クラウドバックアップ powered by Acronis
役割 サーバー・PCの台帳と更新状況の管理 台帳と脆弱性の自動診断 サーバーのAIウイルス対策と侵入後の検知(EDR) 切り離したバックアップ
サポート終了OSの把握 ○ ○(終了OS・間近OSを可視化) — —
料金の目安(税別) 初期30,000円+月300〜500円/台 初期30,000円+月360〜600円/台 月700円/台(最小5ライセンス) 100GB 月3,000円〜
補足 Windowsアップデートの適用状況を一覧で確認 毎日更新の辞書と突合 対応OSにWindows Server 2012〜2022を明記・通常運用はオフラインでも検知可 端末数無制限
詳細 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る

30名・サーバー2台の会社なら、いくら?

内訳 初年度 2年目以降
LANSCOPE エンドポイントマネージャー ライトA(PC30台) 138,000円 108,000円
Aurora Protect+Focus(サーバー2台・最小5ライセンス) 42,000円 42,000円
Acronis クラウドバックアップ 500GB 142,500円 142,500円
合計 322,500円(月約26,900円) 292,500円(月約24,400円)

サーバーそのもの(台帳上の資産)はエージェントを入れなくても任意項目として台帳に登録でき、Aurora Protectの余った3ライセンスは重要なPCに回せます。

一方、事故が起きてからの調査は、当社のマルウェア感染調査サービスで300台まで298,000円、詳細レポートは別途500,000円です。
しかも調査で分かるのは「何が起きたか」であって、止まった業務や失われたデータが戻るわけではありません。

▶ 関連記事:法人向けサーバーセキュリティソフトの選び方|製品比較と費用相場

▶ 関連記事:クラウドバックアップの費用・料金相場はいくら?

サーバーの入れ替えに補助金は使える?

デジタル化・AI導入補助金では、IT資産管理ツール・EDR・バックアップといったITツールの利用料が対象になる場合があります。
通常枠は5万〜450万円で補助率は原則1/2(小規模事業者は条件により最大4/5)、セキュリティ対策推進枠は5万〜150万円で小規模事業者2/3・中小企業1/2、サービス利用料は最大2年分が対象です。

サーバー本体やWindows Serverのライセンスといったハードウェア・OSの費用は、枠や年度によって扱いが変わり、対象外となることが多いです。
申請にはSECURITY ACTIONの自己宣言IDとGビズIDが必要で、交付決定前に発注した費用は対象外です。
要件は公募回ごとに変わるため、最新の公募要領を確認し、必要に応じて専門家に相談してください。

▶ 関連記事:セキュリティ対策の費用は補助金で抑えられる?デジタル化・AI導入補助金2026

よくある質問

Q. 10月13日を過ぎると、Windows Server 2022は使えなくなりますか?

A. いいえ。2031年10月14日まで延長サポートとしてセキュリティ更新が無償で続くため、これまでどおり使えます。止まるのは新機能とセキュリティ以外の不具合修正です。

Q. 延長サポート中も、Windows Updateの設定を変える必要はありますか?

A. 設定を変える必要はありません。ただし、更新を止めていたり再起動を先延ばしにしていたりするサーバーは、延長サポート中でも守られていないのと同じです。最終更新日を確認してください。

Q. 今から新しいサーバーを買う場合、2022と2025のどちらを選ぶべきですか?

A. 特別な理由がなければ2025です。
延長サポートが2034年11月14日まであり、2022より3年以上長く使えます。
業務パッケージが2025に未対応の場合だけ、2022を選んでベンダーの対応時期を確認してください。

Q. Windows Server 2022にESU(延長セキュリティ更新)はありますか?

A. ESUは延長サポートが終わった後の有償プログラムです。2022の延長サポートは2031年10月まで続くため、現時点でESUを検討する必要はありません。

Q. Windows Server 2019はいつまで使えますか?

A. 2029年1月9日に延長サポートが終わります。
メインストリームは2024年1月9日に終了済みで、すでにセキュリティ以外の修正は提供されていません。
次の入れ替えでは2025を選ぶのがおすすめです。

Q. IT担当者がいなくても、移行の計画は立てられますか?

A. 立てられます。まずはサーバーの台数・OSのバージョン・導入年を書き出すだけで十分です。IT資産管理ツールを入れれば、この台帳づくりと更新状況の確認を自動化できます。

まとめ

Windows Server 2022は2026年10月13日にメインストリームサポートが終わりますが、2031年10月14日まではセキュリティ更新が無償で続きます。
慌てて入れ替える必要はなく、まずはサーバーの台帳を作り、更新が当たっているかを確認し、2016・2012など先に期限が来るサーバーから順番に計画してください。
次に入れ替えるときは2025を選び、それまでの間はEDRと切り離したバックアップで守りを固めるのが、費用と安全のバランスが取れた進め方です。

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