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Sophos Firewall(XGS)の価格はいくら?機種別の本体・ライセンス料金と従業員10・30・50・100名の5年費用試算|StandardとXstreamの違い【中小企業向け】

オフィスの棚に置かれた小型ファイアウォール機器と電卓で導入費用を検討するイメージ

Sophos Firewall(ソフォス ファイアウォール)は、XGSシリーズという専用機器(本体)を買い、そのうえで年間ライセンスを払い続けるしくみです。
いちばん小さなXGS 107/108なら、本体124,400円+年間ライセンス42,000円(Standard)からで、初年度は約17万円です(税別)。

ただし、ファイアウォールの費用は「1年目にいくらかかるか」だけで比べると判断を誤ります。
本体は数年使い続けるものなので、本体代と5年分のライセンス代を足した総額で比べるのが実務的です。
この記事では、当社の製品ページに掲載しているSophos Firewallの価格をもとに、従業員10名・30名・50名・100名の会社で、どの機種を選ぶといくらになるのかを試算します。

この記事の要点

  • 費用は本体(買い切り)+年間ライセンスの2つ。ライセンスはStandard ProtectionとXstream Protectionの2種類です。
  • 5年総額(Xstream・税別)の目安は、10名規模のXGS 107/108で約40万円、30名規模のXGS 116/118で約59万円、50名規模のXGS 126/128で約80万円、100名規模のXGS 136/138で約119万円です。
  • 1人あたりに直すと月約200〜670円。人数が多いほど1人あたりは安くなります。
  • StandardとXstreamの差は小さい機種で年1万3,200円。ゼロデイ対策(AIサンドボックス)とDNS保護、ログ30日保存が増えるので、迷ったらXstreamがおすすめです。
  • 機種は人数だけでなく、回線の速さ・暗号化通信の検査・VPNの同時接続数で決まります。小さすぎる機種を選ぶと通信が遅くなります。

Sophos Firewallの費用は、何で決まる?

Sophos Firewallの費用は、次の4つで決まります。

費用の要素 内容 目安(税別)
本体(ハードウェア) XGSシリーズの機器を購入(買い切り) 124,400円〜990,300円
年間ライセンス Standard ProtectionかXstream Protectionを選んで毎年払う 年42,000円〜1,009,200円
設定・導入作業 既存のルーターやUTMからの設定の移し替え、VPNの設定など 要見積り
運用・保守 ファームウェアの更新、ルールの見直し、障害時の対応 社内対応、または委託

ライセンスにはEnhanced Support(24時間365日のサポート)が含まれ、管理画面のSophos Centralも追加費用なしで使えます。
そのため、機器とライセンスを合わせた金額が、ほぼそのまま毎年の費用になります。

機種が大きくなるほど本体とライセンスの費用が上がることを示す図

XGSの本体とライセンスは、機種ごとにいくら?

当社の製品ページに掲載している価格です(税別・年額)。

機種 形・想定規模 本体価格 Standard(年) Xstream(年・推奨)
XGS 107/108 デスクトップ/小規模・拠点 124,400円 42,000円 55,200円
XGS 116/118 デスクトップ/小〜中規模 153,400円 67,200円 86,400円
XGS 126/128 デスクトップ/中規模 227,500円 88,800円 115,200円
XGS 136/138 デスクトップ/中〜大規模 276,400円 140,400円 182,400円
XGS 2100 1Uラック/分散型エッジ 371,600円 294,000円 396,000円
XGS 2300 1Uラック/分散型エッジ 514,400円 415,200円 560,400円
XGS 3100 1Uラック/中〜大規模 772,200円 537,600円 724,800円
XGS 3300 1Uラック/大規模 990,300円 747,600円 1,009,200円
価格の注意:XGS 4300以上の機種、Wi-Fi内蔵モデル(wモデル)、AWS・Azure・仮想環境向けのライセンスは要見積りです。価格は改定されることがあり、ライセンスは1年単位のほか、複数年をまとめて契約できる場合もあるため、5年使う前提なら見積りで比べてください。最終的な金額は見積りで確定します。

末尾が「7・6」の機種と「8」の機種は何が違う?

XGS 107・116・126・136は第1世代、XGS 108・118・128・138は後継の第2世代のデスクトップ機です。
当社の価格表では、同じ枠の機種は同じ価格で掲載しています。
これから新しく買う場合は、在庫と納期を確認したうえで、後継の第2世代を選ぶのが基本です。
なお、さらに小さいXGS 88という機種もありますが、価格は見積りでのご案内になります。

Sophos Firewallの料金・機能を見る

従業員10名・30名・50名・100名だと、5年でいくら?

本体は1台、ライセンスは5年分払う前提で試算しました(税別・設定作業費は含みません)。
機種の割り当ては、当社が最初のご提案で使う出発点の目安です。

従業員の目安 機種 初年度(Xstream) 5年総額(Standard) 5年総額(Xstream) 1人あたり月額(Xstream)
〜10名 XGS 107/108 179,600円 334,400円 400,400円 約667円
〜30名 XGS 116/118 239,800円 489,400円 585,400円 約325円
〜50名 XGS 126/128 342,700円 671,500円 803,500円 約268円
〜100名 XGS 136/138 458,800円 978,400円 1,188,400円 約198円
100名超・複数拠点の本社 XGS 2100 767,600円 1,841,600円 2,351,600円 —

月額に直すと、10名規模で月約6,700円、30名規模で月約9,800円、100名規模で月約2万円です。
1人あたりでは、人数が多い会社ほど安くなるのがファイアウォールの特徴です。
10名の会社は1人あたり月約670円と割高に見えますが、出入口を1台でまとめて守れることを考えると、パソコン1台ずつに追加の対策を入れるより安く済むことが多くなります。

機種選びの注意:上の割り当ては人数だけで決めた目安です。実際には、インターネット回線の速さ、暗号化された通信(HTTPS)の中身まで検査するかどうか、VPNで同時につなぐ人数によって、必要な機種が1〜2段上がることがあります。
小さすぎる機種を選ぶと、検査の処理が追いつかず通信が遅くなります。見積りの前に、回線の契約速度とVPNの利用人数を確認してください。

▶ 関連記事:UTM(統合脅威管理)とは?法人向けおすすめ製品の比較と費用相場・クラウド型の選び方【中小企業向け】

StandardとXstream、どちらを選べばいい?

2つのライセンスの違いは、次のとおりです。

機能 Standard Xstream(推奨)
ファイアウォール・SD-WAN・VPN・ワイヤレス 〇 〇
IPS(不正な侵入の遮断) 〇 〇
Webセキュリティ・アプリの制御 〇 〇
暗号化通信(TLS 1.3)の検査 〇 〇
エンドポイントとの連携(Synchronized Security) 〇 〇
ゼロデイ対策(AIサンドボックス・機械学習) - 〇
DNS保護 - 〇
NDR Essentials(ネットワーク上の不審な動きの検知) - 〇
MDR/XDRの脅威情報の取り込み - 〇
レポートのログ保存 7日間 30日間
機種 Standard(年) Xstream(年) 差額(年)
XGS 107/108 42,000円 55,200円 13,200円
XGS 116/118 67,200円 86,400円 19,200円
XGS 126/128 88,800円 115,200円 26,400円
XGS 136/138 140,400円 182,400円 42,000円
XGS 2100 294,000円 396,000円 102,000円

小さな機種では、差額は年1〜2万円台です。
未知のマルウェアをAIサンドボックスで調べる機能と、危ないサイトへの問い合わせを止めるDNS保護は、ランサムウェアの入口対策としていちばん効く部分です。
さらに、レポートのログが30日残るので、あとから「いつ・どの端末が」を調べるときにも役立ちます。
予算が厳しい場合はStandardから始めて、後からXstreamに上げることもできます。

Xstreamだけの機能:DNS保護とNDR Essentialsは、Xstream Protectionのセットでしか使えず、単体では購入できません。

▶ 関連記事:ネットワークセキュリティ徹底比較|UTM・SASE・ZTNA・SWG・FWaaSの違いとおすすめ製品

ライセンスを更新しないと、どうなる?

ファイアウォールの年間ライセンスは、保険のように「止めても機械は動く」ものではありません。
ライセンスが切れると、Web保護やIPSなどの保護機能、脅威情報の更新、サポートが使えなくなります。
本体だけが残っても、守りの中身が古いまま止まってしまうので、ライセンスは本体を使う期間ずっと払う前提で予算を組んでください。

Sophosの旧製品であるSophos UTM(SGシリーズ)は、2026年6月30日でサポートが終了しています。
まだSGシリーズを使っている会社は、XGSへの入れ替えを急ぐ必要があります。

▶ 関連記事:Sophos UTM(SG)のサポートは2026年6月30日に終了済み|12月31日で完全に止まる理由と、Sophos Firewall(XGS)への移行手順・機種の選び方・費用【中小企業向け】

ファイアウォールだけで、会社は守れる?

ファイアウォールは、会社の出入口を守る機器です。
そのため、社外に持ち出したノートパソコンや、会社のネットワークを通らずに使うクラウドサービスは守れません。
守りたい範囲によって、組み合わせる製品が変わります。

守りたいもの 向いている製品 費用の目安(税別)
事務所のネットワーク全体の出入口 Sophos Firewall(XGS) 30名規模で5年約59万円
社外・在宅で使うパソコンのWeb通信 Webセキュリティ Plus(Check Point Harmony SASE搭載) 初期60,000円+1台月1,580円
拠点をまたぐリモートアクセス(脱VPN) Check Point Harmony SASE 要見積り
パソコンそのものへの侵入 Sophos Endpoint/Sophos MDR 年5,004円〜/1ユーザー

社員の多くが事務所で働く会社なら、まずファイアウォールで出入口を固めるのが費用対効果の高い順番です。
在宅勤務や外回りが多い会社は、ファイアウォールの代わりに、またはファイアウォールと組み合わせて、端末ごとに守るクラウド型のWebセキュリティを検討します。
なお、Sophos FirewallとSophos Endpointを組み合わせると、パソコンで脅威が見つかったときにファイアウォールがその端末を自動で切り離すしくみ(Synchronized Security)が使えます。

他社の製品も含めて横並びで比較して選びたい方は、法人向けセキュリティソフト7社一括比較もあわせてご覧ください。

▶ 関連記事:法人向けリモートアクセスVPNの選び方|方式の違い・比較と「脱VPN」ゼロトラスト・SASEへの移行【中小企業向け】

見積りを取る前に、確認しておくことは?

確認すること なぜ大事か
インターネット回線の契約速度 機種の処理能力が回線に追いつかないと通信が遅くなる
暗号化通信(HTTPS)の中身まで検査するか 検査すると処理が重くなり、1段上の機種が必要になることがある
VPNで同時につなぐ人数・拠点数 在宅勤務や拠点間接続が多いほど上位機種が必要
今使っているルーター・UTMの設定 設定の移し替えの手間と費用が変わる
Wi-Fiも同じ機器で管理したいか Wi-Fi内蔵モデルや別売りのアクセスポイントが必要
何年使う予定か 本体とライセンスを合わせた総額の計算に使う

▶ 関連記事:社内のネットワーク機器(ルーター・スイッチ・無線AP)のセキュリティ対策はどこまで必要?侵入経路の87%がリモートアクセス機器という現実と、パスワードを変えても元に戻らない乗っ取り・費用ゼロでできる7つの手順【中小企業向け】

補助金で費用は抑えられる?

Sophos Firewall(XGS)のようなUTM機器(本体・ライセンス)は、デジタル化・AI導入補助金の対象外です。
UTMの機能をサービスとして提供し、補助金の対象として登録されている商品も一部にありますが、当社では取り扱っていません。
そのため本記事の費用試算は、補助金を使わない全額自社負担を前提にしています。

一方、パソコン側を守るEDRやクラウドサービスなど、ソフトウェア・サービスの利用料は補助金の対象になり得ます。
出入口はUTMで、端末側は補助金を使って、という組み合わせで全体の負担を抑える方法は検討できます。

補助金は年度や公募回で対象・要件が変わります。また、交付決定前に契約・発注したものは対象外です。最新の公募要領の確認と、専門家への相談をおすすめします。

▶ 関連記事:セキュリティ対策の費用は補助金で抑えられる?デジタル化・AI導入補助金2026の対象・補助率・申請の流れ【中小企業向け】

よくある質問

Q. 10名の小さな会社でも、ファイアウォールは必要ですか?

A. 必要です。会社の規模に関係なく、出入口から入ってくる攻撃は同じです。XGS 107/108なら5年総額約40万円(Xstream)、月約6,700円で出入口をまとめて守れます。

Q. 本体だけ買って、ライセンスを付けずに使えますか?

A. おすすめしません。ライセンスがないと、Web保護やIPSなどの保護機能と脅威情報の更新が使えず、守りの中身がほとんど動きません。本体とライセンスはセットで考えてください。

Q. どの機種にすればいいか分かりません。

A. まずは従業員数の目安(10名ならXGS 107/108、30名なら116/118など)から始め、回線速度とVPNの利用人数で調整します。
当社では現在の回線とネットワーク構成を伺ってから、機種をご提案しています。

Q. 今のルーターのままで、何が足りないのですか?

A. 一般的なルーターは通信の通り道を作る機器で、危ないサイトや不正な侵入を中身まで見て止める機能は限られます。ファイアウォールは通信の中身を検査して、怪しいものを止めるところが違います。

Q. Sophos UTM(SGシリーズ)から入れ替える場合、設定は引き継げますか?

A. SGシリーズとXGSでは仕組みが違うため、設定は作り直しが基本です。今の設定を一覧にしてから移すと、漏れを防げます。

Q. ファイアウォールを入れれば、ウイルス対策ソフトは不要ですか?

A. 不要にはなりません。ファイアウォールは出入口、ウイルス対策ソフトやEDRはパソコンそのものを守ります。社外に持ち出したパソコンはファイアウォールでは守れないため、両方そろえるのが基本です。

▶ 関連記事:Sophos(ソフォス)の各商品、サービスまとめ解説

まとめ

Sophos Firewallの費用は、XGSの本体(買い切り)と年間ライセンスの2つで決まります。
5年総額(Xstream・税別)の目安は、10名規模で約40万円、30名規模で約59万円、50名規模で約80万円、100名規模で約119万円です。
StandardとXstreamの差は小さい機種で年1万円台なので、ゼロデイ対策とDNS保護が付くXstreamがおすすめです。
機種は人数だけでなく、回線速度と暗号化通信の検査、VPNの利用人数で決まるので、見積りの前にこの3点を確認してください。

この記事の対策に使える当社取扱製品

Sophos Firewall(XGS)(料金・機能) Webセキュリティ Plus(料金・機能)
Check Point Harmony SASE(料金・機能) Sophos Endpoint・XDR(料金・機能)
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