法人向けセキュリティソフトの料金・月額相場はいくら?費用の内訳と補助金で抑える方法【2026年版】

法人向けセキュリティソフトの料金は、おおよそ1台(1ユーザー)あたり月額300〜2,000円程度+初期費用が目安です。金額の幅が大きいのは、「どこまで守るか(対策の層)」「台数」「契約年数」「提供形態」で変わるためです。とくに人手や予算が限られる中小企業では、必要な層を見極めて費用対効果よく組むことが大切です。
この記事では、料金が決まる仕組み、層別の月額相場、主要製品の料金目安、見落としやすい初期費用・更新料、そしてデジタル化・AI導入補助金で費用を抑える方法までを整理します。「結局いくらかかるのか」を把握したうえで、無理のない予算計画を立てましょう。
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法人向けセキュリティソフトの料金はどうやって決まる?
同じ「セキュリティソフト」でも料金が数倍違うことは珍しくありません。価格は主に次の4つで決まります。
- 守る層(機能レベル):ウイルス対策(EPP)だけか、侵入後の検知・対応(EDR)や運用代行(MDR)まで含むかで大きく変わります。
- 台数(ライセンス数):多くの製品は台数が増えるほど単価が下がるボリュームディスカウントがあります。
- 契約年数:1年契約より3年などの複数年契約のほうが、年あたり単価が下がる傾向です。
- 提供形態:クラウド型(サーバー構築不要)か、オンプレミス型か。中小企業はクラウド型のほうが初期費用・運用負荷を抑えられます。
月額・料金相場はいくら?
「守る層」ごとのおおまかな月額相場(1台・1ユーザーあたり、税抜の目安)は次のとおりです。自社が必要な層を足し合わせると、全体のイメージがつかめます。

| 対策の層 | 月額目安(1台) | 主な内容 |
|---|---|---|
| EPP(ウイルス対策) | 約300〜700円 | 既知・未知のマルウェアを入口で防ぐ |
| EDR(検知・対応) | 約500〜2,000円 | 侵入後の不審な挙動を検知し隔離・調査 |
| MDR(運用代行) | 要見積(数千円〜) | 24時間の監視・対応を専門家に委託 |
| メールセキュリティ | 約100〜650円 | なりすまし・標的型・添付ファイル対策 |
たとえば「EPP+メール対策」をPC30台に導入すると、月額はおおよそ1.2万〜4万円程度(300〜650円×2層×30台の範囲)が目安になります。EDRやMDRまで加えると、その分上乗せされます。
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主要製品の料金目安はどのくらい?
中小企業で導入実績の多い代表的な製品の料金目安です。月額は当社取り扱い価格(税別・年額からの月換算を含む)に基づく1台あたりの目安で、台数・契約年数・構成で変動するため最新は要見積としてご覧ください。
| 項目 | ウイルスバスター ビジネスセキュリティ | Microsoft Defender for Business | ESET PROTECT | Sophos Intercept X | CrowdStrike Falcon | SentinelOne |
|---|---|---|---|---|---|---|
| タイプ | EPP | EPP+EDR | EPP〜EDR | NGAV+EDR/XDR | NGAV+EDR(MDR) | NGAV+EDR |
| 月額目安(1台) | 約550円(年6,600円) | 単体 約449円(BP付帯は追加なし) | 約495〜793円 | 約420〜2,400円(年5,004円〜) | 約1,104円〜(要相談) | 約1,000円〜 |
| コストの特徴 | 小規模から導入しやすい低コスト | M365 Business Premiumなら追加コストなし | 軽快で段階的にプラン拡張できる | MDR込みプランも選べる | 高機能なぶん中〜大規模向けの価格帯 | 自動の検知・復旧で運用負荷を抑制 |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ワンポイント:30ライセンス以上になると、ボリュームディスカウント(値引き)が入ることが多くあります。表の金額はあくまで目安のため、正確な費用は見積を取得するのがおすすめです。アーデントが補助金の活用も含めてお見積りします。
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初期費用や更新料など”見えにくいコスト”に注意?
月額(ライセンス料)だけで判断すると、後から「思ったより高かった」となりがちです。総保有コスト(TCO)で考えると、次のような費用も発生します。
- 初期費用・導入設定費:オンプレミス型はサーバーや構築費がかかります。クラウド型なら抑えられます。
- 更新料(毎年):ライセンスは買い切りではなく、毎年の更新が前提です。
- 追加ライセンス:人員増・端末増のたびに費用が増えます。1ライセンスから増減できると無駄が出ません。
- 運用工数(人件費):アラート対応や設定変更の手間も実質的なコストです。専任者がいないならMDRで運用ごと委託したほうが結果的に安く済むこともあります。
無料のMicrosoft Defenderならコストゼロ?
WindowsにはMicrosoft Defenderが標準搭載されており、無料でも一定の防御力があります。さらにMicrosoft 365 Business Premiumを契約していれば、上位の「Defender for Business」が付帯し、追加コストをかけずにEDRまで使えます。コストを重視する中小企業には大きなメリットです。
ただし「無料=十分」ではありません。メールの高度ななりすまし対策、複数端末の一元管理・レポート、24時間の監視・対応(MDR)までは標準機能では賄えません。無料・付帯で土台を作り、足りない層だけ有償で補うのが、コストと安全のバランスが取れた進め方です。
▶ 関連記事:Microsoft Defender for Business 完全ガイド|M365 Business Premium で『追加コストなし』のEDRをどこまで使えるか
費用を抑えるには?補助金(デジタル化・AI導入補助金)の活用
セキュリティ投資の初期費用や年間コストは、中小企業向けのデジタル化・AI導入補助金を活用して抑えられる場合があります。対象となるツールや補助率・上限額は年度ごとの公募要領で変わるため、申請を検討する際は最新の公募要領の確認と、専門家への相談が前提です。
このほか、複数年契約での単価低減、台数のボリュームディスカウント、不要な層を足さない設計、運用をMDRに委ねて人件費を抑える、といった工夫でTCOを下げられます。アーデントでは、補助金の活用を含め、御社の規模と予算に合った最小限の構成をご提案します。
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予算別・規模別の料金プランの選び方
限られた予算で迷ったら、次の順番で優先するとムダがありません。
- まず全端末にEPP(事前防御):最優先の土台。月額300〜700円×台数。
- 次にメール対策とバックアップ:被害の入口と最後の砦を押さえる。
- 余力に応じてEDR/MDR:侵入後の検知・対応。専任がいなければMDRで運用ごと委託。
小規模(〜30台)はクラウド型EPP+メール対策から、中規模(30〜100台)はEDR付き製品やDefender for Businessの付帯活用、成長企業はMDRで運用負荷を抑える、というのが費用対効果のよい目安です。
よくある質問(Q&A)
Q. 法人向けセキュリティソフトは月額いくらから使えますか?
A. ウイルス対策(EPP)だけなら1台あたり月額300円台から導入できます。EDRやMDRなど守る層を増やすほど上がり、1台あたり月額数千円規模になることもあります。
Q. 初期費用はかかりますか?
A. クラウド型はサーバー構築が不要なため初期費用を抑えられます。オンプレミス型や大規模導入では構築・設定費が別途かかる場合があります。
Q. 無料のセキュリティソフトだけではダメですか?
A. 法人では不十分なことが多いです。一元管理、ログ・レポート、侵入後の検知・対応、メール対策などは無料版では賄えません。最低限、法人向けEPPを土台に据えることをおすすめします。
Q. 高い製品と安い製品は何が違うのですか?
A. 主に「守る層の広さ(EPPのみか、EDR/MDRまで含むか)」と「運用支援の手厚さ」です。高機能なほど価格は上がりますが、すべての企業に最上位が必要なわけではありません。自社のリスクに見合う層を選ぶのがコスト最適です。
Q. 補助金は使えますか?
A. デジタル化・AI導入補助金などの対象となる場合があります。対象ツールや要件は年度で変わるため、最新の公募要領の確認と専門家への相談が前提です。アーデントが申請から導入まで支援します。
まとめ:守る層を見極め、補助金でコストを最適化
法人向けセキュリティソフトの料金は、1台あたり月額300〜2,000円程度+初期費用が目安で、「守る層×台数×契約年数×提供形態」で決まります。月額(ライセンス料)だけでなく、更新料や運用工数まで含めたTCOで考えることが大切です。まずEPPを土台に、メール対策・バックアップ、必要に応じてEDR/MDRと足していけば、限られた予算でも効果的に守れます。
「自社の場合は結局いくらか」「補助金で初期費用をどこまで抑えられるか」は、環境や台数によって変わります。アーデントが御社に合った最小限の構成と、補助金を活用したコスト削減プランをご提案します。