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情報漏洩対策ソフト(DLP)の費用はいくら?料金相場と製品比較・補助金で抑える方法【中小企業向け】

情報漏洩対策ソフト(DLP)の費用・料金相場

「情報漏洩対策ソフト(DLP)を入れたいが、いくらかかるのか分からない」——中小企業のご担当者からよくいただくご相談です。
結論から言うと、費用は守りたい“情報の出口(経路)”をどこまでカバーするかで大きく変わります。端末(USBメモリ)だけを守るなら1台あたり月数百円から、メール・Web・クラウドまで広げると1人あたり月数百円〜数千円、境界での通信監視まで含めると年間数十万円以上が目安です。

この記事では、情報漏洩対策ソフト(DLP)の費用相場をタイプ別・経路別に整理し、中小企業に現実的な製品と月額の目安、そしてデジタル化・AI導入補助金で費用を抑える方法まで、専門用語をかみくだいて解説します。

そもそも情報漏洩対策ソフト(DLP)とは?

DLP(Data Loss Prevention)は、社内の重要なデータが外部へ持ち出される瞬間を見つけてブロックする仕組みです。ウイルス対策やEDRが「外から入ってくる攻撃」を防ぐのに対し、DLPは「中にある情報が外に出ていくこと」を防ぐ、いわば“出口の見張り役”です。DLPの特徴は、社内の全データを無差別に監視するのではなく、あらかじめ「守るべき重要情報(個人情報・顧客リスト・設計データなど)」を定義し、それが外へ出ようとした瞬間だけを検知・ブロックする点にあります。
USBメモリへのコピー、メールへの添付、クラウドストレージへのアップロードなど、情報が漏れる経路ごとに対策製品が分かれているのが特徴です。

▶ 関連記事:DLPとは?仕組み・主要機能・中小企業の選び方を徹底解説

情報漏洩対策ソフトの費用相場はいくら?

DLP・情報漏洩対策ソフトは「守る経路(タイプ)」によって費用がまったく異なります。代表的な5タイプの費用の目安を整理すると、次のようになります。

タイプ 主な守備範囲 費用の目安
エンドポイントDLP 端末のUSB・印刷・画面キャプチャ・操作ログ クラウド型で1台 月300〜700円/買い切りは1台 数千円〜
メールDLP メール誤送信・自動暗号化・添付分離・上長承認 1ユーザー 月100〜400円(最低50アカウント等の下限あり)
Web DLP Web・クラウドストレージへのアップロード制御 1ユーザー 月数百円〜/要見積り
ネットワークDLP 社内から外部への通信を境界で一括監視 年間50万円〜(規模・拠点数で変動)
クラウドDLP Microsoft 365・Google Workspace上のデータ検査 上位ライセンスに同梱〜、専用製品は月数百円〜/ユーザー

ポイントは、「フルスタックで全経路を一気に守ろうとすると高額になりやすい」こと。中小企業では、まず自社で漏れやすい経路(多くはUSB・メール)から優先的に対策し、段階的に広げるのが現実的です。

情報漏洩の経路別(端末・メール・クラウド)と対策

なぜ費用に幅が出る?料金の内訳と見落としやすいコスト

同じ「DLP」でも金額に大きな差が出るのは、ライセンス料以外のコストが積み上がるためです。見積りを比べるときは、次の3つに分けて確認すると失敗しません。

①ライセンス料:ユーザー数または端末数に応じた継続費用。クラウド型は月額、買い切り型は初年度+保守が中心です。
②初期費用:契約時の初期設定費や、オンプレ型では管理サーバーのハードウェア費用が発生します。
③運用コスト:ポリシー設定・チューニング、ベンダーへの構築依頼費、そして運用担当者の工数。DLPは「入れて終わり」ではなく、誤検知を減らす調整が続くため、ここを軽視すると想定より高くつきます。

中小企業におすすめの情報漏洩対策製品は?

アーデントが取り扱う製品の中から、漏れやすい経路別に中小企業で使いやすい3製品を、料金の目安つきで比較します。

項目 LANSCOPE
エンドポイントマネージャー
クラウド
メールセキュリティ
i-FILTER
主な対策経路 端末・USB・操作ログ メール(誤送信・暗号化) Web・クラウドストレージ
タイプ エンドポイントDLP メールDLP Web DLP
主な機能 USB・記録メディア制御/操作ログ/ファイル持ち出し記録 自動暗号化/添付ファイル分離/一時保留/上長・自己承認 URLフィルタ/Webアップロード制御/カテゴリ制御
月額の目安 月500円〜/台(ベーシック) 月100円〜/ユーザー 要見積り(クラウド型)
最低契約・初期費用 初期30,000円/契約 最低50アカウント+初期費用 要問い合わせ
ログ保存 標準2年〜最大5年 メールアーカイブ対応(上位) Webアクセスログ
詳細 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る

※料金は代表的なプランの目安です。台数・ユーザー数・オプションで変動するため、正確な金額はお見積りでご確認ください。

▶ 関連記事:エンドポイントセキュリティの費用はいくら?EPP・EDR・MDRの料金相場と補助金で抑える方法

Microsoft 365・Google Workspaceで“追加コストなし”のDLPはできる?

意外と知られていませんが、すでに契約しているクラウドの上位プランにDLP機能が含まれていることがあります。新しく製品を買う前に、まずここを棚卸しするだけで費用を大きく抑えられます。

Microsoft 365:Business Premium や E3/E5 では、Purview(情報保護機能)でメールやファイルの持ち出しにポリシーを設定できます。
Google Workspace:Enterprise プランでは、Gmail・Driveに対するDLPルールを標準で利用できます。
これらは「基本的な誤送信・持ち出しの制御」には十分なことが多く、不足する部分だけを専用製品で補うのが中小企業に向いた進め方です。

▶ 関連記事:クラウドセキュリティの価格はいくら?Microsoft 365・Google Workspace上のデータを守る費用相場

情報漏洩対策の費用は補助金で抑えられる?

情報漏洩対策ソフトの導入費用は、「デジタル化・AI導入補助金」(旧・IT導入補助金)の対象になる場合があります。対象ツールとして登録された製品であれば、導入費用の一部が補助され、実質的な負担を下げられる可能性があります。

ただし、補助率・上限額・対象要件は年度の公募要領で変わります。申請枠や締切、対象経費の範囲は必ず最新の公募要領を確認し、判断に迷う場合は専門家へご相談ください。アーデントは補助金を活用した導入支援を得意としていますので、対象になるかどうかの見極めからお手伝いできます。

▶ 関連記事:法人向けセキュリティソフトの料金・月額相場はいくら?費用の内訳と補助金で抑える方法【2026年版】

情報漏洩対策ソフトの選び方 5つのポイント

費用だけで選ぶと「使われないDLP」になりがちです。次の5点を押さえて選びましょう。

①守るべき経路を先に決める:USB・メール・Web・クラウドのうち、自社で最もリスクが高い経路から。
②既存ライセンスとの重複を確認:M365/Google Workspaceで代替できる機能は買わない。
③運用のしやすさ:誤検知の調整やログ確認が現場の負担にならないか。
④ログの保存期間:漏洩発覚時の調査に備え、保存期間と延長オプションを確認。
⑤サポートと導入支援:ポリシー設計まで伴走してくれるか。中小企業では特に重要です。

▶ 関連記事:情報漏洩が発覚したら?取引先・顧客への報告手順と注意点

情報漏洩対策ソフト(DLP)の費用に関するよくある質問

Q. 中小企業でも情報漏洩対策ソフトは導入できますか?費用感は?

A. はい、導入できます。近年はクラウド型・ライト版が増え、端末単位なら1台 月300〜700円ほど、メール対策なら1ユーザー 月100〜400円ほどから始められます。まずは漏れやすい経路(USB・メール)に絞れば、少額から現実的にスタートできます。

Q. いちばん安く始めるにはどうすればいいですか?

A. まず、契約中のMicrosoft 365やGoogle Workspaceの上位プランに含まれるDLP機能を確認し、既存ライセンスの範囲でできることを使い切るのが最も安価です。その上で不足する経路だけを専用製品で補うと、費用を最小限に抑えられます。

Q. DLPとウイルス対策ソフト・EDRは何が違いますか?両方必要ですか?

A. ウイルス対策やEDRは「外から入る攻撃」を防ぐもの、DLPは「中の情報が外へ出る」のを防ぐもので、守る対象が逆向きです。役割が異なるため対立せず、組み合わせて使うのが基本です。内部からの持ち出し・誤送信リスクが気になる場合はDLPが有効です。

Q. なぜ製品によって価格差が大きいのですか?

A. 守る経路の広さ(端末だけか、メール・Web・境界通信まで含むか)と、提供形態(クラウド型か、サーバーが必要なオンプレ型か)、そして運用支援の有無で差が出ます。ライセンス料だけでなく、初期費用と運用コストまで含めて比較することが大切です。

Q. 導入費用に補助金は使えますか?

A. 「デジタル化・AI導入補助金」の対象ツールとして登録された製品であれば、対象になる可能性があります。補助率や要件は年度ごとに変わるため、最新の公募要領の確認が必要です。対象になるかの見極めからアーデントがご相談を承ります。

まとめ

情報漏洩対策ソフト(DLP)の費用は、守る経路をどこまで広げるかで決まります。
端末・USBだけなら1台 月数百円、メールやWebを含めても1人 月数百円〜と、中小企業でも十分に手が届く水準から始められます。
一方で、全経路をフルスタックで守ろうとすると年間数十万円以上になることもあるため、まずは自社で漏れやすい経路から優先するのが賢い進め方です。
さらに、Microsoft 365・Google Workspaceの既存ライセンスを活かし、不足分だけを専用製品で補えば費用は大きく抑えられます。
「デジタル化・AI導入補助金」も併用すれば、実質負担をさらに下げられる可能性があります。
自社にとって最適な組み合わせと費用感を知りたい方は、ぜひアーデントにご相談ください。

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