CrowdStrikeとSophos(ソフォス)は法人ならどっち?料金・台数別の費用・EDR/MDR・スマホとファイアウォール連携の違いを比較【中小企業向け】

EDR(侵入された後の動きを記録し、止めるためのセキュリティ)を比べていると、CrowdStrike(クラウドストライク)とSophos(ソフォス)の名前がよく並びます。
どちらも世界的に評価の高い製品ですが、料金の数え方も、得意なことも、監視の仕組みも大きく違います。
この記事の結論
- 「基本の防御だけ」ならSophosが安い:Sophos endpoint 100は1ユーザー年5,004円。CrowdStrike(年13,248円)の約4割です。ただしEDRは含まれません。
- 「EDR+人による監視」ならCrowdStrikeが安い:CrowdStrikeは脅威ハンティング込みで年13,248円。SophosでEDRを使うにはSophos XDR(年16,700円〜)が必要です。
- 「対処まで丸ごと任せる」ならSophos MDR:年19,660円〜で、24時間365日の監視から封じ込めまで専門家が代行します。
- 10台未満の会社はSophos、スマホまでEDRで守りたい会社はCrowdStrikeが向いています。CrowdStrikeは最低10ライセンスからです。
この記事では、当社が実際に取り扱っている2社の料金をもとに、台数別の費用、機能、監視の中身、それぞれの弱点を中小企業の担当者の方向けに整理します。
CrowdStrikeとSophosは、どんな会社・製品?
| 項目 | CrowdStrike(クラウドストライク) | Sophos(ソフォス) |
|---|---|---|
| 本社 | 米国(2011年創業) | 英国(1985年創業) |
| 主力製品 | CrowdStrike Falcon | Sophos Endpoint(旧Intercept X) |
| 得意分野 | EDRと脅威ハンティングの専業 | 端末・ファイアウォール・メールをまとめて扱う総合ベンダー |
| 設計の考え方 | クラウドで世界中のデータと照らし合わせて分析 | 端末側でランサムウェアを止め、暗号化されたファイルを元に戻す |
| 管理画面 | Falconコンソール | Sophos Central(他のSophos製品と同じ画面) |
| 当社の提供形態 | CrowdStrike Auto-bid | Sophos endpoint 100/XDR/MDR/MDR Plus |
CrowdStrikeは「攻撃を見つけて調べること」に特化した会社です。
Sophosはウイルス対策ソフトの老舗で、いまはファイアウォールやメールセキュリティまで同じ管理画面で扱えるのが強みです。
▶ 関連記事:EDRとは?ウイルス対策ソフト(AV)・NGAVとの違い
いちばんの違いは何?──EDR専業か、まとめて守る総合型か

CrowdStrikeは、端末に入れた軽いプログラムが動きを記録し、クラウドで世界中の攻撃情報(Threat Graph)と照らし合わせます。
さらに専門チームが、検知の網をすり抜けた攻撃を自分から探しに行きます(脅威ハンティング)。スマホのEDRも含まれているのが特徴です。
Sophosは、端末側でランサムウェアの暗号化を見つけて止め、書き換えられたファイルを元に戻す仕組み(CryptoGuard)を全プランに持っています。
また、Sophosのファイアウォールやメール製品と同じ管理画面でつながり、感染した端末を自動でネットワークから切り離す連携ができます。
| 比べるポイント | CrowdStrike | Sophos |
|---|---|---|
| 分析する場所 | 主にクラウド | 端末+クラウド |
| ランサムウェアの暗号化からの復元 | △(隔離・停止が中心) | 〇(全プランで復元) |
| Webの閲覧制御・アプリの利用制御 | — | 〇(全プラン) |
| 情報漏えい防止(DLP) | — | 〇(全プラン) |
| スマホのEDR | 〇(Android・iPhone) | 別製品(Intercept X for Mobile) |
| ファイアウォール・メールとの連携 | — | 〇(同じ管理画面で連携) |
| ネットが切れたとき | 既存ルールで一部は防げるが、高度な分析は使えない | 端末側の防御は継続 |
たとえるなら、CrowdStrikeは「全国の事件記録を照らし合わせる探偵事務所」、Sophosは「玄関・窓・郵便受けを1つの警備会社でまとめて見る仕組み」です。
何を重視するかで、向いている製品が変わります。
料金はいくら?当社の取扱価格で比べると
当社の取扱価格は次のとおりです(いずれも税別)。
CrowdStrikeは月額、Sophosは年額で表示しているため、比べやすいよう両方を年額に直しています。
| 項目 | CrowdStrike Auto-bid | Sophos endpoint 100 | Sophos XDR | Sophos MDR | Sophos MDR Plus |
|---|---|---|---|---|---|
| 年額(1ライセンス) | 13,248円 (月1,104円) |
5,004円 | 16,700円〜 | 19,660円〜 | 28,760円〜 |
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 最低ライセンス数 | 10 | 1 | 1 | 1 | 1 |
| EDR | 〇 | ×(根本原因分析のみ) | 〇 | 〇 | 〇 |
| 人による監視・対処 | 脅威ハンティング | — | —(自社で対応) | 〇(24時間365日) | 〇(時間制限なしの対応) |
| サイバー保険・保証 | — | — | — | — | 〇(最大100万米ドルの保証) |
| 上限・条件 | 250台まで(以上は要相談) | 100ユーザーまで | 10ユーザー以上で単価が下がる | 10ユーザー以上で単価が下がる | 10ユーザー以上で単価が下がる |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
「〜」の付いた価格は、ユーザー数が増えると単価が下がる表示上の上限です。
また、Sophosの名称は2025年10月にIntercept XからSophos Endpointへ、MDRのプランは2026年8月にEssentials→Sophos MDR、Complete→Sophos MDR Plusへ変わっています。古い見積書と見比べるときはご注意ください。
台数別に計算すると、どちらが安い?
CrowdStrikeは最低10ライセンスから、Sophosは1ライセンスからです。
台数別の年額(税別・値引き前の上限)を計算すると次のようになります。
| PCの台数 | CrowdStrike | Sophos endpoint 100 | Sophos XDR | Sophos MDR |
|---|---|---|---|---|
| 5台 | 132,480円 (10ライセンス分) |
25,020円 | 83,500円 | 98,300円 |
| 10台 | 132,480円 | 50,040円 | 167,000円 | 196,600円 |
| 30台 | 397,440円 | 150,120円 | 501,000円 | 589,800円 |
| 50台 | 662,400円 | 250,200円 | 835,000円 | 983,000円 |
| 100台 | 1,324,800円 | 500,400円 | 1,670,000円 | 1,966,000円 |
「どちらが安いか」は、守る範囲で逆転する
基本の防御だけを比べると、Sophos endpoint 100はCrowdStrikeの約4割の費用です。
一方、EDRを使う前提で比べると、CrowdStrike(年13,248円・脅威ハンティング込み)はSophos XDR(年16,700円〜)より安くなります。
つまり「何を買うか」を決めないまま価格だけを比べると、判断を誤ります。
10台未満の会社は、最低ライセンス数が効く
5台の会社がCrowdStrikeを選ぶと10ライセンス分の132,480円がかかり、Sophos endpoint 100との差は年間約10万円になります。
Sophos MDR(98,300円)でも、CrowdStrikeより安く、しかも専門家による24時間の対処まで付きます。
1人が複数台のPCを使う会社は、Sophosの数え方が有利
Sophosは「同時に動いている端末1台で1ライセンス」と数えます。
さらにMicrosoft 365やGoogle Workspaceを使っている場合は、1ユーザーで複数台のPCを保護できます。デスクトップとノートPCを1人で使い分けている会社では、必要なライセンス数が減ります。
▶ 関連記事:エンドポイントセキュリティの費用はいくら?EPP・EDR・MDRの料金相場
機能を横並びで比べると?
| 項目 | CrowdStrike Auto-bid | Sophos XDR | Sophos MDR |
|---|---|---|---|
| ウイルスの侵入防止(EPP) | 〇 | 〇 | 〇 |
| 侵入後の検知と対処(EDR) | 〇 | 〇 | 〇 |
| 端末以外のログもまとめて分析(XDR) | — | 〇 | 〇 |
| 専門家による脅威ハンティング | 〇 | — | 〇 |
| 専門家による封じ込め・対処 | —(Falcon Completeは別契約) | — | 〇 |
| ランサムウェアからのファイル復元 | △ | 〇 | 〇 |
| Web・アプリの利用制御、DLP | — | 〇 | 〇 |
| USBデバイスの管理 | 〇 | 〇(周辺機器制御) | 〇(周辺機器制御) |
| スマホのEDR | 〇 | 別製品 | 別製品 |
| Web上の公開資産・設定ミスの検出 | 〇(アタックサーフェス管理) | — | — |
| クラウド上のログ保持 | 端末に残さずクラウドで監視 | 90日(365日に延長可) | 90日(365日に延長可) |
| メール脅威の監視 | — | 〇(2026年8月からEMSを同梱) | 〇 |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
CrowdStrikeは「探す力」とスマホ・公開資産まで含めた守備範囲、Sophosは「元に戻す力」とWeb・メール・ファイアウォールまで含めた一体感に強みが分かれます。
「24時間監視」の中身は、どう違う?
| 比べるポイント | CrowdStrike Auto-bid | Sophos MDR |
|---|---|---|
| 誰が見ているか | 専門チームが、すり抜けた攻撃を自分から探す | 世界8拠点・100人以上の専門家が監視と対処を行う |
| 警告が出たら | 重大な警告を受けて、社内で判断・対処する | 専門家が端末の隔離やマルウェアの除去まで代行(平均応答38分) |
| 対応の方針 | — | 承認型/共同対処型/通知のみ から選べる |
| 連絡の言語 | 当社が日本語でサポート | MDRチームからの連絡は原則英語(日常の運用は当社が日本語でサポート) |
CrowdStrike Auto-bidの「人の目」は、攻撃を見つけるところまでです。
Sophos MDRは、見つけた後の封じ込めまで専門家が行います。夜間・休日に警告が出たとき、社内に動ける人がいるかどうかが、選び方の分かれ目です。
▶ 関連記事:MDRサービス徹底比較|CrowdStrike Falcon Complete vs Sophos MDR vs SentinelOne Vigilance
▶ 関連記事:セキュリティ運用は外部に任せられる?MSS・SOC・MDRの違いと費用相場
ファイアウォールやメールまでまとめたい会社は?
Sophosは、Sophos Firewall・Sophos Emailと同じSophos Centralで管理できます。
端末で感染が見つかると、ファイアウォールがその端末を自動でネットワークから切り離すといった連携ができ、管理画面も1つで済みます。
CrowdStrikeは端末とID・クラウドの保護に強い一方、ファイアウォールやメールの対策は他社製品と組み合わせることになります。
社内のUTM(統合脅威管理)の入れ替え時期が近い会社は、Sophosでまとめる選択肢も検討する価値があります。
▶ 関連記事:Sophos UTM(SG)のサポート終了とSophos Firewall(XGS)への移行
社用スマホはどう守る?
CrowdStrike Auto-bidは、AndroidとiPhoneのEDR(EDR for Mobile)が含まれています。
Sophosでスマホを守る場合は、別製品のSophos Intercept X for Mobile(10〜24名なら1ユーザー年3,822円)を追加します。
スマホの台数が多く、しかもEDRで守る必要がある会社はCrowdStrikeが有利です。
スマホは紛失対策と不審サイトの遮断で十分という会社なら、Sophosにスマホ製品を足す形でも費用は抑えられます。
▶ 関連記事:Sophos Intercept X for Mobileの評判・使い方|無料版と法人版の違い
それぞれの弱点は?
| 製品 | 注意したい点 |
|---|---|
| CrowdStrike | 最低10ライセンスのため小規模では割高/ネットにつながらない環境では脅威ハンティングなど一部が使えない/ファイルの自動復元はSophosほど手厚くない/2024年7月に更新の不具合で世界的な障害が起きた(攻撃ではなく、その後は段階配信に改善) |
| Sophos | Sophos endpoint 100にはEDRが含まれない/MDRチームからの連絡は原則英語/管理画面からOSの更新は配信できない/メール保護は別製品(Sophos Email) |
どちらにも弱点はあります。
大切なのは「その弱点が自社の使い方で問題になるか」を確認することです。
結局、どちらを選べばいい?
| こんな会社なら | おすすめ |
|---|---|
| PCが10台未満 | Sophos(endpoint 100 または MDR) |
| IT担当者がいない・夜間休日に対応できない | Sophos MDR |
| 社内に担当者がいて、EDRを自社で運用したい | CrowdStrike |
| 社用スマホもEDRで守りたい | CrowdStrike |
| ファイアウォールやメールもまとめて管理したい | Sophos |
| ランサムウェアからの復旧を最重視 | Sophos |
| 大企業の取引先から同等の水準を求められている | CrowdStrike または Sophos MDR |
他社の製品も含めて横並びで比較して選びたい方は、法人向けセキュリティソフト7社一括比較もあわせてご覧ください。
▶ 関連記事:CrowdStrikeとSentinelOneは法人ならどっち?料金・台数別の費用を比較
▶ 関連記事:ESETとSophos(ソフォス)は法人ならどっち?料金・EDR/MDRを比較
補助金で費用を抑えられる?
デジタル化・AI導入補助金では、セキュリティ対策のITツールの利用料が補助の対象になることがあります。
通常枠は補助額5万〜450万円で補助率は原則1/2(小規模事業者は最大4/5)、セキュリティ対策推進枠は5万〜150万円(小規模事業者2/3・中小企業1/2)で、サービス利用料は最大2年分が対象です。
申請にはSECURITY ACTIONの自己宣言IDとGビズIDが必要で、交付決定前に発注したものは対象外になります。
要件は年度ごとに変わるため、検討時点の公募要領の確認や専門家への相談をおすすめします。
▶ 関連記事:セキュリティ対策の費用は補助金で抑えられる?デジタル化・AI導入補助金2026
今のソフトから乗り換えるには?
- PCの台数とOS(Windows・Mac・Linux)、社用スマホの台数を数える
- 1人で複数台のPCを使っている人がいるか確認する(Sophosのライセンス数が変わります)
- 今のソフトの契約期限を確認し、切り替えの時期を決める
- 数台で試験導入し、業務ソフトが止まらないか確認する(Sophosは30日の評価版あり)
- 今のソフトを削除してから、新しいエージェントを全台に入れる
- 警告の連絡先と、端末を切り離す判断をする人を社内で決める
2つのセキュリティソフトを同時に入れると、動作が重くなったり誤作動したりすることがあります。
切り替えは必ず「古いソフトを外してから新しいソフトを入れる」順番で行ってください。
よくある質問
Q. 5名の会社でもCrowdStrikeは導入できますか?
A. 導入はできますが、最低10ライセンスのため10台分の費用(年132,480円)がかかります。
5名ならSophos endpoint 100(年25,020円)やSophos MDR(年98,300円)のほうが費用を抑えられます。
Q. Sophos endpoint 100とSophos XDRの違いは何ですか?
A. endpoint 100はウイルスやランサムウェアを防ぐ基本の保護で、EDRは含まれません(根本原因の分析のみ)。
XDRは侵入後の調査・対処に加え、端末以外のログもまとめて分析できます。
Q. CrowdStrikeの「脅威ハンティング」とSophos MDRは同じですか?
A. どちらも専門家が攻撃を探しますが、Sophos MDRは見つけた後の封じ込めや除去まで代行します。
CrowdStrikeで対処まで任せる場合は、Falcon Complete(別契約・要見積り)になります。
Q. Sophos MDRの英語対応が心配です。
A. MDRチームからの通知は原則英語ですが、管理画面には翻訳機能があり、日常の運用やご相談は当社が日本語でサポートします。
対応方針を「承認型」にすれば、重要な操作の前に必ず確認が入ります。
Q. MacやWindowsサーバーにも入れられますか?
A. どちらもWindows・Mac・Linuxに対応しています。
サーバーを含める場合はライセンスの数え方が変わることがあるため、見積りの際にお知らせください。
Q. 見積りは無料ですか?
A. はい。PC・スマホ・サーバーの台数と、Microsoft 365やGoogle Workspaceの利用状況を教えていただければ、2社を同じ条件でお見積りします。
まとめ
CrowdStrikeとSophosは、どちらも世界的に評価の高いEDRですが、価格の比べ方を間違えると判断を誤ります。
基本の防御だけならSophos endpoint 100が安く、EDR+脅威ハンティングならCrowdStrikeが安く、対処まで任せるならSophos MDRが選択肢になります。
10台未満・担当者がいない・ファイアウォールやメールもまとめたい会社はSophos、スマホまでEDRで守りたい・社内でEDRを運用できる会社はCrowdStrikeが向いています。
まずはPCとスマホの台数、そして「警告が出たとき誰が動くか」を整理して、同じ条件で見積りを比べてみてください。
▶ 関連記事:CrowdStrike(クラウドストライク)とは?評判・メリット/デメリット・料金
この記事の対策に使える当社取扱製品
| CrowdStrike(料金・機能) | Sophos Endpoint/XDR(料金・機能) |
| Sophos MDR(料金・機能) | Sophos Intercept X for Mobile(料金・機能) |

株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
デジタル化・AI導入補助金を使って、150社以上にクラウドツールを提供。IT活用による業務改善のDXコンサルを提供。ノーコードツールを使ったExcelやAccessからの基幹システム移行によるDX実績多数。サイバーセキュリティ対策の導入も50社以上を担当実績あり。
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