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ウイルスバスター コーポレートエディション(Corp)とは?Plus・Client/Server Suite Premiumの違いとライセンスの選び方・後継製品への移行【中小企業向け】

ウイルスバスター コーポレートエディションから後継製品への移行イメージ

「ウイルスバスター コーポレートエディション」を長く使っている中小企業のご担当者から、「いまの製品名はApex Oneらしいが、見積書にはコーポレートエディションと書いてある」「Plusと Client/Server Suite Premium の違いが分からない」「更新すべきか、クラウドに移すべきか」というご相談をよくいただきます。

結論から言うと、製品プログラム(実際に入るソフト)の名前は2019年に「Trend Micro Apex One」へ変わりましたが、購入するライセンスの名前は「ウイルスバスター コーポレートエディション Plus」のまま残っています。つまり両者は別物ではなく、ソフトの名前とライセンスの名前が食い違っているだけです。ここを押さえるだけで、見積書とカタログの不一致はほぼ解消します。

この記事では、コーポレートエディションとは何か、Plusと Client/Server Suite Premium の違い、ランク制ライセンスの選び方(新規と更新で単価が違う理由)、そして自社サーバーでの運用を続けるか、クラウド型に移すかの判断基準を、料金の目安と補助金の活用まで含めて、中小企業向けにわかりやすく整理します。

なお本記事は「ライセンス名の読み解き」と「オンプレミス運用を続けるかどうかの判断」に絞っています。Apex One自体の販売終了スケジュールや後継Trend Vision Oneへの移行手順を詳しく知りたい方は、下の関連記事をあわせてご覧ください。

▶ 関連記事:Apex One(トレンドマイクロ)とは?販売終了・後継のTrend Vision Oneへの移行

ウイルスバスター コーポレートエディション(Corp)とは?どんな製品?

ウイルスバスター コーポレートエディション(略して「ウイルスバスター Corp.」、英語名は OfficeScan)は、トレンドマイクロが提供してきた法人向けのエンドポイントセキュリティ製品(パソコンやサーバーを守るウイルス対策ソフト)です。

個人向けの「ウイルスバスター」と名前は似ていますが、まったくの別製品です。最大の特徴は自社内に「管理サーバー」を1台立てて、社内のパソコンをまとめて管理するオンプレミス型(自社設置型)だという点です。管理者は管理画面から、ウイルス定義の配布・USBメモリの利用制限・感染端末の隔離などをまとめて操作できます。

製品名 ウイルスバスター コーポレートエディション
(略称:ウイルスバスター Corp./英語名:OfficeScan)
提供元 トレンドマイクロ株式会社(東証プライム)
種類 法人向けエンドポイントセキュリティ(オンプレミス型/管理サーバーを自社に設置)
主な対象 中規模〜大企業。社内に管理サーバーを置いて一元管理したい会社
主な機能 ウイルス・ランサムウェア対策、スマートスキャン(クラウド照会で端末の負荷を軽減)、デバイス制御(USBメモリなど)、Webレピュテーション(不正サイト対策)、クライアントファイアウォール、脆弱性対策(上位ライセンス)
対応OS Windows/Windows Server が中心(Mac・スマートフォンはオプション構成)。バージョンごとに対応OSが異なるため、導入前に公式の動作環境を確認してください
ライセンス体系 TRSL(Trend Micro Reliable Security License)。ユーザー数に応じたランク制で、最低5ユーザーから
現在の製品名 2019年以降、製品プログラム名は「Trend Micro Apex One」に変更
現在のライセンス名 「ウイルスバスター コーポレートエディション Plus」「Client/Server Suite Premium」として継続

なぜ製品名は「Apex One」なのにライセンス名は「コーポレートエディション」なの?

ここが最も混乱しやすいポイントです。2019年に後継製品「Trend Micro Apex One」がリリースされたとき、製品プログラムの名称は「ウイルスバスター コーポレートエディション XG」から「Apex One」へ変わりましたが、購入するライセンスの名称は「ウイルスバスター コーポレートエディション Plus」がそのまま使われ続けました

そのため、販売店の見積書やライセンス証書には「ウイルスバスター コーポレートエディション Plus」と書かれているのに、実際にインストールされるソフトは「Apex One」という状態が起こります。名前が違っても中身は同じ流れの製品だと理解しておけば問題ありません。

世代ごとの整理は次の通りです。

時期 製品プログラム名(入るソフト) 購入するライセンス名 位置づけ
〜2019年 ウイルスバスター コーポレートエディション XG
(英語名 OfficeScan 12.0)
ウイルスバスター Corp. Client
Client/Server Suite ほか
旧世代。XGの延長サポートは2022年1月31日で終了
2019年〜 Trend Micro Apex One
(オンプレミス版・EPP+EDR統合)
ウイルスバスター コーポレートエディション Plus
Client/Server Suite Premium
現行のオンプレミス版。ライセンス名は「コーポレートエディション」のまま
2019年〜2024年 Apex One SaaS(クラウド版) SaaS向けライセンス 2024年3月29日に新規販売終了。サポートは2026年12月31日まで
2024年〜 Trend Vision One – Endpoint Security TrendAI Flex(クレジット) 現在の主力。新規導入はこちらへ案内される

ポイント:「コーポレートエディション」はオンプレミス型の系統、「ビジネスセキュリティ(VBBSS)」は管理サーバーのいらない中小企業向けクラウド型で、まったく別の製品ラインです。名前が似ているだけで、置き換え関係にはありません。

▶ 関連記事:トレンドマイクロの法人向け製品をわかりやすく比較解説

コーポレートエディション Plus と Client/Server Suite Premium は何が違う?

現在オンプレミス型を買うときのライセンスは、大きく「ウイルスバスター コーポレートエディション Plus」「Client/Server Suite Premium」の2種類です。前者が標準的なオールインワン、後者が機能を上に足した上位ライセンス、という関係になります。

項目 コーポレートエディション Plus Client/Server Suite Premium
位置づけ 標準的なオールインワン 上位ライセンス
ウイルス・ランサムウェア対策
クライアントファイアウォール/
スパイウェア対策/Webレピュテーション
感染時の自動復旧
Mac向け・モバイル向けの保護 含む(オプション構成) 含む
脆弱性対策(仮想パッチ)・
アプリケーション制御
△(上位ライセンスで対応)
向いている会社 PCのウイルス対策を自社サーバーで
まとめて管理したい
サーバーの脆弱性対策や
許可アプリの制御まで行いたい

選び方の目安は単純です。「社内のPCのウイルス対策を自社サーバーでまとめたい」だけなら Plus「OSやミドルウェアの脆弱性を突かれる攻撃まで防ぎたい」「業務に不要なソフトの実行を止めたい」なら Premium。ただし構成に含まれる機能はバージョンや契約時期によって変わるため、正確な内容は見積時に構成表で必ず確認してください。

旧スイート製品(Corp. Client/Client/Server Suite)はもう使えない?

はい、旧スイート製品はすでに役目を終えています。トレンドマイクロの告知(2020年7月)によると、「ウイルスバスター Corp. Client」と「Client/Server Suite」の更新・追加販売は2021年1月29日に終了し、利用期限は2022年1月31日までとされました。あわせてウイルスバスター コーポレートエディション XG の延長サポートも2022年1月31日で終了しています。

サポートが切れたまま使い続けるのは危険です
サポート終了後は新しいウイルスへの対応や不具合修正が受けられません。「動いているから大丈夫」に見えても、実際には最新の攻撃を止められない状態になりがちです。古いバージョンのまま運用している場合は、まず現在のバージョンと契約期限の棚卸しから始めてください。

なお、クラウド版の「Apex One SaaS」は2024年3月29日に新規販売を終了し、サポートは2026年12月31日までです。自社サーバーで動かすオンプレミス版のApex Oneは引き続き提供されていますが、新規の導入はTrend Vision One(TrendAI)側へ案内される流れになっています。販売終了日・サポート終了日は年度によって変わる可能性があるため、最新はトレンドマイクロの公式告知や販売代理店で必ずご確認ください。

ライセンスはどう選べばいい?(ランク制と新規・更新の違い)

コーポレートエディションのライセンスは、ユーザー数(ライセンス数)に応じた「ランク制」です。A(5〜24)、B(25〜49)、C(50〜99)、D(100〜249)……とランクが上がるほど1ユーザーあたりの単価が下がり、大規模向けにはG(1,000〜)、H(2,000〜)、I(5,000〜)、J(10,000〜)、K(20,000〜)といったランクまで用意されています。最低5ユーザーからの購入となります。

もう一つ重要なのが、「新規ライセンス」と「更新ライセンス」で単価がまったく違うことです。一般に更新は新規の半額程度で、これが「オンプレミスを使い続けたほうが安い」と感じる理由になっています。

ランク ユーザー数 新規ライセンス
(1ユーザー年額・税込目安)
更新ライセンス
(1ユーザー年額・税込目安)
Aランク 5〜24ユーザー 約8,600円 約4,300円
Bランク 25〜49ユーザー 約8,300円 約4,100円
Cランク 50〜99ユーザー 約7,800円 約3,900円
Dランク 100〜249ユーザー 約6,700円 約3,400円

※ライセンス販売店が公開している価格例(税込)をもとにした目安です。実際の金額は販売店・購入時期・契約年数によって変わります。また官公庁向け(ガバメント)やアカデミック版は別のライセンスとして用意されています。正確な金額は必ずお見積りでご確認ください。

知っておくと得をする「ランクの合算ルール」

コーポレートエディションが採用している TRSL(Trend Micro Reliable Security License)には、保有しているTRSL製品のうち最大の購入数で決まった価格ランクを、ほかのTRSL製品にも適用できるという考え方があります。たとえばPC向けのライセンスを100ユーザー分持っていれば、追加で別のトレンドマイクロ製品(TRSL対象)を少数だけ買うときも、上位ランクの単価が使える場合があります。

製品ごとにバラバラに見積を取ると、この恩恵を受け損ねます。トレンドマイクロ製品を複数使っている会社は、「今どのランクが適用されているか」を販売店に確認してから追加購入するのがおすすめです。なお適用には条件があるため、実際に使えるかどうかは見積時にご確認ください。

ライセンス選びで失敗しやすいのは、台数の数え方です。退職者のPCや予備機、仮想デスクトップまで含めて数えていると必要以上のライセンスを買ってしまいます。逆にランクの境目(24人と25人など)をまたぐと単価が変わるため、今後1〜2年の増員見込みまで含めて人数を決めるのがコツです。

▶ 関連記事:エンドポイントセキュリティの費用はいくら?EPP・EDR・MDRの料金相場

更新ライセンスは安いのに、なぜクラウドへ移る会社が多いの?

更新ライセンスだけを見れば、1ユーザー年4,000円前後とクラウド型より安く見えます。それでも移行が進む理由は、オンプレミス型には「ライセンス以外の費用」がかかるからです。

  • 管理サーバー本体とOSの費用:サーバー機の購入・リプレース、Windows Serverのライセンス、保守費用が数年ごとに発生します。
  • バージョンアップとパッチ適用の作業:管理サーバーの更新は自社の仕事です。検証・計画・作業に情シスの時間が取られます。
  • サーバーが止まったときのリスク:管理サーバーが停止すると、定義ファイルの配布や状況把握ができなくなります。
  • 在宅・出張PCの管理:社外に出たPCを管理サーバーにつなぐにはVPNなどの工夫が必要で、つながらない期間は保護状況が見えません。
  • 電気代・設置スペース・バックアップ:小さな額ですが毎年積み上がります。

つまり「ライセンス単価」ではなく「総額(TCO)」で比べると、クラウド型のほうが安く収まる中小企業が多いのが実情です。目安として、PC30台前後で管理サーバーを1台維持しているなら、サーバーの維持費だけでクラウド型のライセンス差額を上回るケースが少なくありません。サーバーのリプレース時期が近い会社は、そのタイミングが見直しの好機です。

オンプレミス型を使い続けるべき?クラウドに移すべき?

オンプレミス型・クラウド型・統合クラウド型の管理の違い

判断軸は「情シスに人手があるか」「社外で使うPCが多いか」「サーバーやメールまで一元管理したいか」の3つです。

項目 オンプレミス型
(コーポレートエディション=Apex One)
クラウド型
(VBBSS・Trend Vision One)
管理サーバー 自社で用意・運用が必要 不要
バージョンアップ・パッチ 自社で計画して実施 提供元が実施
在宅・出張PCの管理 VPNなどの工夫が必要 インターネット経由でそのまま管理
費用の考え方 新規は高め・更新は約半額
+サーバー維持費
月額/年額の定額
サーバー維持費なし
サーバー・メール・クラウドの
統合管理
個別製品を組み合わせる 同じ画面にまとめやすい
向いている会社 管理サーバーがすでにあり、
社外にデータを出せない事情がある
情シスが1〜2名、
拠点や在宅勤務が多い
注意点 OSやサーバーの保守費用が別途かかる インターネット接続が前提

従業員30〜300名規模で情シスが1〜2名という会社であれば、基本はクラウド型をおすすめします。管理サーバーの世話をしなくてよくなるだけで、担当者の負担は大きく下がります。一方で、閉域網で運用している、業界のルールで外部にログを出せないといった事情があれば、オンプレミス型を続ける合理性はあります。

▶ 関連記事:法人向けサーバーセキュリティソフトの選び方|製品比較と費用相場

いま中小企業が選ぶべきトレンドマイクロ製品はどれ?

コーポレートエディションからの乗り換え先として、中小企業の現実的な選択肢は次の4つです。規模と、EDR(感染した後に気づいて対応する仕組み)まで必要かどうかで選び分けます。

項目 ウイルスバスター
ビジネスセキュリティ
サービス(VBBSS)
VBBSS
マネージドXDR
TrendAI Endpoint
Security Core
TrendAI Endpoint
Security Essentials
向く会社 小規模〜中小。
手軽に始めたい
EDRも入れたいが
運用は任せたい
統合管理したいが
まずは基本のウイルス対策から
EDRまで含めて統合管理したい
(コーポレートエディションの後継)
管理サーバー 不要 不要 不要 不要
ウイルス対策(EPP)
EDR(感染後の検知・対応)
挙動監視のみ

運用支援つき

別途オプション
サーバー・メール・クラウドの
統合管理
×
情報漏洩対策 ×
最低契約数 1 1 1 1
料金(税別・目安) 1ユーザー
年6,600円
(月換算550円)
1ユーザー
年14,400円
(月換算1,200円)
1台
年7,650円
(月換算638円/45クレジット)
1台
年11,050円
(月換算921円/65クレジット)
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※TrendAI Endpoint Security の料金は、TrendAI Flex の1クレジット=170円(税別)で換算したエンドポイント1台・12か月あたりの目安です。構成・数量・契約期間によって変動します。

選び方をひと言でまとめると、数十名までで手軽に始めたいならVBBSSEDRは入れたいが運用する人がいないならVBBSS マネージドXDRコーポレートエディションと同じように「サーバーやメールまで一元管理」したいならTrendAI Endpoint Security(Trend Vision One)が基本線です。

▶ 関連記事:ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス(VBBSS)とは?プラン・対応OS・料金

▶ 関連記事:Trend Vision One とウイルスバスター ビジネスセキュリティサービスの違いは?

移行はどう進めればいい?

コーポレートエディションからの移行は、次の5ステップで進めると失敗しにくくなります。

  1. 棚卸し:現在のバージョン、ライセンス数、契約満了日、管理サーバーのOSと保守期限を書き出します。
  2. 要件の整理:EDRが必要か、Macやスマホを守るか、サーバーやメールも統合管理したいかを決めます。
  3. 製品と数量の決定:上の比較表から候補を絞り、1〜2年後の増員も含めて数量を決めます。
  4. 試験導入:数台で先に入れて、業務ソフトとの相性や動作の重さを確認します。旧製品と新製品を同じPCに同時に入れると不具合の原因になるため、必ず順番を決めて実施します。
  5. 全社展開と旧環境の停止:全端末へ展開し、保護状況を管理画面で確認したうえで管理サーバーを停止します。

設定やログの引き継ぎ手順は環境によって変わります。契約満了の直前に慌てると選択肢が狭くなるため、満了の3〜6か月前には販売代理店へ相談を始めるのがおすすめです。

セキュリティ対策の費用は補助金で抑えられる?

エンドポイント製品の乗り換えや、EDR・統合基盤への移行にかかる費用は、「デジタル化・AI導入補助金」などの制度で一部を抑えられる場合があります。セキュリティ対策や業務のデジタル化に使えるツールが対象になることがあり、ランニングコストの負担を下げながら対策を強化できます。

ただし補助率・対象・公募時期は年度によって変わります。最新の公募要領を確認し、申請の可否は専門家に相談することをおすすめします。アーデントはデジタル化・AI導入補助金の支援事業者として、対象ツールの選定から申請までサポートしています。

▶ 関連記事:セキュリティ対策の費用は補助金で抑えられる?対象・補助率・申請の流れ

見直しのときに気をつけることは?

  • 「見積書の名前」と「入るソフトの名前」の食い違いを確認する:コーポレートエディション Plus と書かれていても中身はApex Oneです。何が入るのかを販売店に文章で確認しておくと後のトラブルを防げます。
  • 更新の単価だけで比べない:管理サーバーの維持費まで足した総額で比較します。
  • ランクの境目を意識する:人数がランクの下限を少し超えると単価が下がることがあります。
  • 旧製品のアンインストールを忘れない:古いエージェントが残っていると、動作が重くなったり検知漏れの原因になります。

▶ 関連記事:トレンドマイクロとは?評判・メリット/デメリットと法人向け主要製品

よくある質問

Q. いま使っている「ウイルスバスター コーポレートエディション」はもう使えないのですか?

A. ライセンスが有効で、サポート対象のバージョンであれば使い続けられます。ただし旧世代の「XG」は2022年1月31日で延長サポートが終了しており、旧スイート製品(Corp. Client/Client/Server Suite)も2022年1月31日で利用期限を迎えています。まずは現在のバージョンと契約満了日を確認し、サポート期間内かどうかを確かめてください。

Q. コーポレートエディションとビジネスセキュリティ(VBBSS)はどちらを選べばいいですか?

A. 管理サーバーを自社で持ちたくないなら、ほとんどの中小企業でVBBSSなどのクラウド型が向いています。コーポレートエディション(=Apex One)は中規模以上向けで、サーバーの脆弱性対策やアプリケーション制御まで自社で細かく管理したい場合に選ぶ製品です。

Q. ライセンスは何ユーザーから買えますか?新規と更新で値段が違うのはなぜ?

A. 最低5ユーザーからで、ユーザー数に応じたランク制(A〜)で単価が決まります。新規は製品を使い始めるための権利、更新はその権利を延長するための費用という位置づけのため、一般に更新のほうが安く設定されています。

Q. 管理サーバーを廃止すると、いまの設定はやり直しになりますか?

A. ポリシー(USB制限や検索除外の設定など)は、そのままコピーできるものと作り直しが必要なものがあります。移行前に現在の設定を書き出しておくと、新しい管理画面での再設定がぐっと楽になります。過去のログをどこまで残すかも、あわせて決めておくとよいでしょう。

Q. 情シス担当がいなくても運用できますか?

A. クラウド型であれば、管理サーバーの構築・更新が不要なので運用の負担は大きく下がります。EDRまで導入したい場合は、アラートを見る人が必要になるため、監視と初動対応まで任せられる「マネージドXDR」のようなサービスを選ぶのが現実的です。

まとめ

ウイルスバスター コーポレートエディションは、自社に管理サーバーを置いて社内のPCをまとめて守るオンプレミス型の法人向けウイルス対策ソフトです。
2019年に製品プログラム名は「Trend Micro Apex One」へ変わりましたが、購入するライセンス名は「ウイルスバスター コーポレートエディション Plus」のままなので、見積書とカタログの名前が食い違って見えるだけです。
ライセンスはユーザー数のランク制で、新規と更新で単価が大きく違う点を押さえておきましょう。
更新だけを見ると安く感じますが、管理サーバーの購入・保守・バージョンアップまで含めた総額で比べると、クラウド型のほうが安く収まる中小企業は多いのが実情です。
情シスが1〜2名で在宅勤務もある会社なら、VBBSSやTrend Vision One(TrendAI Endpoint Security)への移行を軸に検討するのが現実的です。
費用はデジタル化・AI導入補助金で抑えられる可能性がありますので、契約満了の3〜6か月前を目安に、早めに棚卸しから始めてください。

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